JR西日本 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 除却される「西梅田1番踏切」、なにわ筋の「浄正橋踏切」はどうなるのか?
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事」が2015年内に始まる見通しです。
引用資料 大阪市・公式HP(2015/11/04) 詳細はPDF
第7回大阪駅周辺地域部会を開催しました
地区西端を南北に走る東海道線支線(約2,400m)を中央部に移設・地下化する事業で、工事を担当するJR西日本は、北側の先行着手工区(約310mの施工者を「錢高組・西松建設JV」に決定しました。これに続く北側の区間も年内に施工者を決める予定です。
新駅部を含む残る南側の区間は2016年度内に工事契約を結び、2022年度末の開業に向けて順次工事を進めていきます。
区間別の構造概要と工事の進め方
「区間別の構造概要と工事の進め方」です。工事延長約2,400m(トンネル延長約1,680m)で、事業費は地下化事業が約540億円、新駅設置事業が約150億円となっています。
新駅~浄正橋踏切あたりまでの拡大図です。
新駅設置予定地
新駅は、「うめきた2期区域」の南東側の地下に建設されます。島式2面4線の地下駅となります。特急「はるか」や「くろしお」が停車するので、関西国際空港や和歌山方面が格段に便利になります。
昨日(11月20日)、「神戸ワールド記念ホール」で行われた「安室ちゃん」のライブに行ったのですが、開演までたっぷり時間があったので、前から気になっていたこのあたりをじっくり歩いて取材しました。
新しい配線は南東側に大きく弧を描く曲線に!
地下化に伴い、新しい配線は南東側に大きく膨らんだ弧を描く曲線になります。道路の地下を通って、更に「日本通運大阪支店」の地下を通るとルートになると思われます。
ここからは私の勝手な推測ですが、このままでは地下化の工事が行えないので、「日本通運」の建物群は解体される可能性が高いと思われます。
西梅田1番踏切
「西梅田1番踏切」を東側から見た様子です。「西梅田1番踏切」は、「うめきた2期区域」のすぐ南側にあります。ボトルネック踏切の「西梅田1番踏切」は除去されます。
「西梅田1番踏切」の南側から北側を見た様子です。
アップです。「うめきた2期区域」の南端から単線になっています。
「西梅田1番踏切」の南側から南側を見た様子です。「東海道本線」との交差部までは、道路と道路の間を走っています。
「東海道本線」との交差部です。「区間別の構造概要と工事の進め方」を見ると道路を越えたこのあたりに「トンネル出口」が設けられるようです。
「東海道本線」の下を通過して行きます。この辺りは盤下げとなり、半地下の擁壁構造になるようです。
「浄正橋踏切」から東側に振り返った様子です。「東海道本線」との交差部~「浄正橋踏切」までは、「大阪環状線」の高架橋に沿って北側の地上を走っています。
「浄正橋踏切」までの間で、半地下の擁壁構造が終わり、完全に地上に出ると思われます。上に見えるのは、「阪神高速11号池田腺」の高架橋です。
浄正橋踏切
「JR福島駅」の北側、幹線道路「なにわ筋」にあるボトルネック踏切の「浄正橋踏切」です。残念ながら勾配の関係で地下化や半地下は不可能なようです。
「浄正橋踏切」の東側から西側を見た様子です。線路を地下化や半地下にすると線路が物凄い勾配になってしまい、貨物列車が走れなくなります。そのために「浄正橋踏切」は、改良が行われても残る事になります。
「浄正橋踏切」の西側から東側を見た様子です。先に見えるのは、「阪神高速11号池田腺」の高架橋です。
「浄正橋踏切」の西側から西側を見た様子です。この先で「大阪環状線」の高架橋と合流します。「浄正橋踏切」を除去すると線路が物凄い勾配になってしまい、貨物列車が走れなくなります。
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