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2015年11月25日 (水)

北九州市 北九州市で一番高い地上41階、高さ約145mの「小倉D.C.タワー」

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-小倉D.C.タワー-
 
JR鹿児島本線「西小倉駅」前に建設された「小倉D.C.タワー」は、北九州市で一番高い超高層ビルです。1980年4月の「西小倉駅前地区市街地再開発準備組合」設立から約31年を経た2011年2月に竣工しました。

 「西小倉駅前第一地区」は、都心小倉の西に位置し、近傍にはJR西小倉駅、前面には商業・業務・文化の複合施設である「リバーウォーク北九州」があり、周辺には北九州市役所等の官公署、歴史ある小倉城、北九州市のシンボル公園である勝山公園など、緑豊かな環境もあります。

 このような、恵まれた立地条件にありながら、これを活かした十分な土地の高度利用が図られておらず、また老朽化した木造住宅が密集していることで、防災面での課題も抱えていました。

 再開発により、共同住宅、商業施設、駐車場、都市計画道路を一体的に整備することで、まちなか居住の促進、防災機能の向上、良好な都市環境の形成を図り、地域を再生し、活性化することを目的としました。

 当初は最高高さ約160mで計画されていましたが、最終的には地上41階、地下1階、高さ145.777mで建設されました。
 1階部分に「商業施設」、2階~4階に「住宅居住者用の駐車場」、5階~40階に「共同住宅(195戸)」、41階に「機械室」を配置しています。

小倉D.C.タワーの概要
◆ 計画名-西小倉駅前第一地区第一種市街地再開発事業 施設建築物
◆ 所在地-福岡県北九州市小倉北区室町二丁目9番1号
◆ 交通-JR鹿児島本線「西小倉」駅徒歩3分、JR鹿児島本線「小倉駅」徒歩11分、北九州モノレール「平和通」駅徒歩12分
◆ 階数-地上41階、地下1階
◆ 高さ-最高部145.777m
◆ 敷地面積-2,849.34㎡
◆ 建築面積-1,993.07㎡
◆ 延床面積-32,641.28㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造「1階~26階に間柱型ブレーキダンパー(ハイブリッドブレーキダンパー)を各階X方向に3台、Y方向に4台設置)
◆ 用途-共同住宅(分譲)、商業施設、駐車場
◆ 総戸数-195戸
◆ 建築主-西小倉駅前第一地区市街地再開発組合(売主 大和ハウス)
◆ 設計者-(基本設計)梓設計、大林組、(実施設計)大林組
◆ 監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2008年12月16日(起工式)
◆ 竣工-2011年02月(竣工)、2011年03月05日(竣工式) 
◆ 入居開始-2011年03月


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南東側から見た様子です。地震対策として「制震構造」を採用しています。1階~26階に「間柱型ブレーキダンパー(ハイブリッドブレーキダンパー)」を各階X方向に3台、Y方向に4台設置しています。


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最高部です。「ヘリポート」が見えます。「H表示」の離着陸出来る本格的なヘリポートとなっています。41階は「機械室」です。


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南東側から見た下層階の様子です。基礎は、地震に強い建物となるよう、支持地盤に「古第三紀層」という強固な地層に施工し、支える力の強い「直接基礎」を採用しています。


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南側から見た下層階の様子です。1階部分に「商業施設」、2階~4階に「住宅居住者用の駐車場」を配置しています。


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南西側から見た様子です。5階~40階に「共同住宅(195戸)」、41階に「機械室」を配置しています。


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南西側から見た下層階の様子です。


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北西側のJR鹿児島本線「西小倉駅」南口から見た様子です。高層部はスレンダーな外形とすることで日照や電波障害を可能な限り低減しています。


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JR鹿児島本線「西小倉駅」の南口です。「西小倉駅」からは徒歩3分です。

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