奈良市 バブル崩壊で開発が難航したJR奈良駅西口の開発の現状
-JR奈良駅西口-
JR奈良駅周辺は、「シルクロードタウン21」として大規模な再開発が計画されていました。百貨店の誘致まで計画されていましたが、バブル崩壊で大幅に計画が見直されました。
バブル崩壊やリーマンショックのダメージは大きく、JR奈良駅周辺は遊休地だらけとなっていましたが、徐々に開発が行われ、遊休地はかなり少なくなりました。
2010年10月にJR奈良駅は高架化が完了し、島式3面5線の立派な高架駅になりました。西口には遊休地がまだ残っていますが、以前と比べると見違えるように立派になっています。
西口2階からは、駅から続くペデストリアンデッキが伸びています。
西口の駅前広場を北東側から見た様子です。
西口の駅前広場を南西側から見た様子です。
JR奈良駅前再開発第一ビル
「JR奈良駅前再開発第一ビル」は、西口の駅前広場の北側にあります。地元地権者による組合施行の再開発ビルです。
地上10階、地下2階で、1998年2月に竣工しました。景観維持のため高さ制限が非常に厳しい奈良市で最も高い高さ46mとなっています。
1階が商業施設「シルキア奈良」、3階~10階がホテル「ホテル日航奈良(旧三井ガーデンホテル奈良)」となっています。総客室数330室で、奈良市内では最大級のホテルです。
ウィライブ奈良駅前
「ウィライブ奈良駅前」は、西口の駅前広場の南側にあります。地上14階、総戸数143戸のマンションです。2006年6月に竣工しました。
「ウィライブ奈良駅前」の北側半分には、「フクダ不動産」により分譲マンションプロジェクト「ピアッツァコート奈良駅前」と、ホテルプロジェクト「ピアッツァホテルJR奈良駅前」の建設が決まりましたが、南側半分はまだ開発が決まっていません。
なら100年会館
「なら100年会館」は、奈良駅西口とペデストリアンデッキでつながる多目的ホールです。奈良市市制施行100周年の一環として1999年2月1日に開館しました。奈良の文化を育て、世界に発信する“文化の船”をイメージしており、文化発信の拠点となっています。
概要は、地上5階、地下1階、敷地面積約16,061㎡、延床面精約22,682㎡です。奈良県内最大の客席数を誇り、大ホール(収容人員1,692人)、中ホール(収容人員434人)、小ホール(収容人員約100人)等を有しています。
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