大阪府庁舎本館南側 大阪府立成人病センター整備事業 2015年12月7日の建設状況
-大阪府立成人病センター整備事業-
大阪市東成区中道一丁目にある病棟数500床の「大阪府立成人病センター」は、非常に高度な病院で、「特定機能病院」に位置づけられています。
「特定機能病院」はほとんどが大学付属病院です。大学付属病院以外で「特定機能病院」に指定されているのは「国立循環器病研究センター病院」や「国立がん研究センター中央病院」など数えるくらいしかありません。
しかし、「大阪府立成人病センター」は、施設の老朽化、狭隘化が著しく、安全かつ高度ながん医療の展開、先進的医療の専門化、情報化への対応、患者ニーズの多様化に応えることが困難な状況となっています。
そこで建替えが検討されました。現地建替え案と大手前移転案の2案が検討されましたが、大手前移転案に決定しています。
「竹中工務店グループ」の案が採用されました。整備事業費(入札価格)は、25,842,720千円(施設整備業務20,242,720千円+15年間の維持管理業務600,000千円)となっています。
引用資料 大阪府
大阪府立成人病センター整備事業
大阪府立成人病センター整備事業の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区大手前三丁目3番5(地番)
◆ 階数-地上13階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部62.630m
◆ 敷地面積-12,833.42㎡
◆ 建築面積-6,897.19㎡
◆ 延床面積-68,344.01㎡(容積対象面積66,310.68㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院(病床数500床)
◆ 建築主-大阪メディカルサポートPFI
◆ 設計者-大阪府立成人病センター整備事業設計業務 日本設計・竹中工務店 共同企業体
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2014年06月10日
◆ 竣工-2016年11月30日予定
◆ 開院-2017年03月上旬予定
「大阪府立成人病センター整備事業」の断面図です。地上13階、塔屋1階、地下2階となっています。地震対策として基礎と地下2階の間に「免震装置」を設置する「免震構造」を採用します。
「大阪府立成人病センター整備事業」の建設現場をを東側(大阪城側)から見た様子です。前回の撮影が2014年6月20日だったので、約1年5ヶ月ぶりです。
巨大な建物が姿を現していました。感想はとにかく大きい!という感じです。
南東側から見た様子です。手前側では「(仮称)大阪重粒子線がん治療施設新築工事」が行われています。
アップです。
南側から見た様子です。
地上部分です。
北東側から見上げた様子です。
北西側から見上げた様子です。
北西側から見た様子です。
下層階の西側は、ガラス張りになっています。
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