地下鉄御堂筋線「中津駅」の直上 地上50階、高さ約168mの「(仮称)大阪市北区豊崎三丁目新築工事計画」 2015年12月25日の解体状況
-(仮称)大阪市北区豊崎三丁目新築工事計画-
大阪市営地下鉄御堂筋線中津駅の直上にあった「ラマダホテル大阪」の前身である「旧東洋ホテル」は、大阪万博の前年の1969年に「三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)」が中心となって開業しました。
高度済成長期には、「ロイヤルホテル(現リーガロイヤルホテル)、ホテルプラザ(1999年閉館)」とともに大阪の高級ホテル“御三家”の一つに数えられていました。
しかし、バブル崩壊後の景気悪化や外資系の進出などで業績が悪化し、2004年にホテル営業権を米大手投資銀行「モルガン・スタンレー」のグループ会社に譲渡、2006年に米センダント系のラマダ・ワールドワイドチェーンに加盟し、「ラマダホテル大阪」に名称変更しました。
その後も大阪市内には高級ホテルの開業が相次ぎ、競争が激化および建物の老朽化が進み、2013年12月31日に閉館しました。
「ラマダホテル大阪」は、地上16階、地下2階、総客室数547室で、レストラン・宴会場・結婚式場なども備えていました。
● 跡地には超高層タワーマンションを建設
跡地には「東急不動産、住友商事」が、地上50階、塔屋2階、地下1階、高さ約168m、総戸数653戸の超高層タワーマンションを建設します。
引用資料 東急不動産・住友商事(PDF)
「(仮称)大阪市北区豊崎三丁目新築工事計画」に関するお知らせ
中津駅直上には、地上37階、地下1階、高さ122.5mの「ザ・セントラルマークタワー」、地上45階、塔屋2階、高さ約159mの「(仮称)大阪市北区豊崎3丁目計画」の3棟が林立する事になります。
(仮称)大阪市北区豊崎三丁目新築工事計画の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区豊崎三丁目21番1他
◆
階数-地上50階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-最高部約168m
◆ 敷地面積-5,154.70㎡
◆ 建築面積-2,424.22㎡
◆
延床面積-68,111.54㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅(分譲)
◆
総戸数-653戸
◆ 建築主-東急不動産、住友商事
◆ 設計者-大林組
◆
施工者-(未定)
◆ 解体工事-2015年4月13日~2016年6月30日予定
◆ 着工-2016年07月初旬予定(準備工事等を含む)
◆
竣工-2020年03月下旬予定
「南立面図」です。塔屋を含む最高部の高さが約168mです。このあたりの航空法での高さ制限は、制限高(海抜高)約172mとなっています。このあたりの地盤の高さ(海抜高)は調べませんでしたが、ほぼ航空法の高さ制限です。
本格的に解体工事が行われています。解体工事の工事名は「大阪市北区豊崎三丁目計画建屋解体撤去工事」で、「東急ホームズ」が行っています。解体工事の工期は、2015年4月13日~2016年6月30日(予定)となっています。
北西側から見た様子です。撮影時は12階部分の躯体を解体中でした。解体前は地上16階だったので4階低くなっていす。
北東側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
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