福岡市 JR九州 「JR博多シティ」と「博多港」のウオーターフロント地区間を結ぶロープウエー構想
-大博通りにロープウエー構想-
「西日本新聞経済電子版」によると、「JR九州」が福岡市の博多駅と博多港のウオーターフロント地区間をロープウエーで結ぶ構想を検討しているそうです。
両地区につながる「大博通り」の上空約2.5kmを運行するアイデアで、実現すれば日本初の都心型ロープウエーになります。
博多港のウオーターフロント地区への交通アクセス改善につながるほか、観光の目玉、街の新たなシンボルとして期待されます。
西日本新聞経済電子版(2015/12/12)
博多駅と湾岸結ぶロープウエー構想 JR九州「観光の目玉に」
福岡市が今年春に民間から公募した「WF地区再整備基本計画」への提案の中に、ロープウエー構想を盛り込みました。
定員15人前後のゴンドラを導入し、「大博通り」の中央分離帯に支柱を立てて駅から中央ふ頭付近までをロープでつなげる構造を想定しています。
大博通り
「大博通り」は、JR博多シティと博多港のウオーターフロント地区を結ぶ大通りです。NHKの「ブラタモリ」の ” #17 博多~博多誕生のカギは「高低差」にあり!?~” で「大博通り」が大々的に取り上げられていました。
弥生時代以前は、このあたり一帯は2つの砂丘だったそうです。砂丘が成長して、2つの砂丘がつながります。
戦国時代に焼け野原になった博多を「石田三成」や「黒田官兵衛」が中心になって区画整理をしましたが、これが「太閤町割り」と呼ばれるものです。
「太閤町割り」の基準となったのが、現在の「大博通り」です。砂丘を貫くわずかな高まりが、「太閤町割り」の基準となったのだそうです。
JR博多シティ
今や九州の中心とも言える施設になった「JR博多シティ」です。ロープウエー構想の起点となる予定です。
福岡市地下鉄箱崎線・呉服町駅
「大博通り」のJR博多シティと博多港のウオーターフロント地区の中間くらいには、福岡市地下鉄箱崎線の「呉服町駅」がありますが、歩くには双方共に遠いです
実際に、「呉服町駅」から博多港のウオーターフロント地区まで歩きましたが、結構時間がかかりました。そのため帰りはバスに乗りました。
博多港のウオーターフロント地区
博多港のウオーターフロント地区です。博多港のウオーターフロント地区は、「マリンメッセ福岡、福岡国際センター、福岡サンパレス、福岡国際会議場」の4施設からなる九州最大規模の複合コンベンションゾーンとなっています。
更に、「中央ふ頭」にはクルーズ船の一大寄港地となった「博多港国際ターミナル 」があります。博多港は「外国クルーズ船」の寄港数がダントツ日本一です。
このように集客施設が集積している博多港のウオーターフロント地区ですが、交通アクセスが悪いのが難点です。交通アクセスを改善すると更なる集客が望めると思います。
マリンメッセ福岡
博多港のウオーターフロント地区最大の施設が「マリンメッセ福岡」です。九州のライブの聖地になっています。アーティストが全国アリーナツアーを行う場合、この会場はほぼ含まれます。
福岡県最大規模のアリーナ施設で、最大収容人数15,000人です。1994年8月から使用が開始されています。事業主体は「福岡市」となっています。
福岡国際センター
「福岡国際センター」は、1981年10月に開業したコンベンションホールです。毎年11月には「大相撲十一月場所(九州場所)」が開催されます。収容人数約10,000人(1階約6,000人、2階約2,500人、3階約1,500人) となっています。
福岡サンパレス ホテル&ホール
「福岡サンパレス ホテル&ホール」は、1981年5月に開業したコンサートホールなどを中心とした複合施設です。
福岡国際会議場
「福岡国際会議場」は、2003年3月に完成しました。低層階には多目的ホールやコンサートなどに対応できるメインホール、高層階には会議室などがあります。
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