京都大学のiPS細胞研究拠点「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」 2015年12月28日の建設状況
-京都大学・iPS細胞研究所-
山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が2010年4月に設立されてから5年が過ぎました。約150人の研究者や研究支援者が集まってスタートした研究所も、現在では300人を優に超える大所帯となっています。
「① 京都大学iPS細胞研究所(第1研究棟)」に続き、「② 京都大学iPS細胞研究所(第2研究棟)」が竣工済みです。
更に「③ 「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」」と主にiPS細胞に関する「④ 京都大学(南部)医薬系総合研究棟施設整備事業」が建設中です。
引用資料 京都大学・キャンパスマップ(PDF)
医学部・病院・薬学部構内
● iPS細胞は日々進歩
ヒトの体細胞が「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」に変わるまでの中間段階にある「再プログラム化中間細胞(iRS細胞)」の作製に、京都大再生医科学研究所の多田高准教授と医学研究科大学院生の勅使河原利香さんらが成功しました。
京都新聞(2016/01/05)
iPSの中間細胞作製に成功 京大、遺伝子操作しやすく
③ 第3研究棟
「第3研究棟」は、地上5階、地下2階、延床面積7,673.15㎡です。「第1研究棟」の東側で、病院地区給水センターが位置していた場所に建設されています。
「第3研究棟」は、再生医療用のiPS細胞を作製し備蓄する「iPS細胞ストック」事業の拠点施設となる見通しです。
京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟の概要
◆ 計画名-京都大学(南部)iPS細胞研究所第3研究棟新営その他工事
◆ 所在地-京都府京都市左京区聖護院川原町53番
◆
階数-地上5階、地下2階
◆ 高さ-最高部22.11m、建築物19.81m
◆ 敷地面積-63,774.72㎡(施設全体)
◆
建築面積-1,219.61㎡
◆ 延床面積-7,673.15㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆
用途-学校
◆
建築主-国立大学法人京都大学
◆ 設計者・監理者-国立大学法人京都大学
◆ 施工者-松村組
◆
着工-2015年02月17日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2016年03月31日(労災保険関係成立票より)
南東側から見た様子です。写真奥の左側が「① 京都大学iPS細胞研究所(第1研究棟)」、中央が「② 京都大学iPS細胞研究所(第2研究棟)」です。
「コンクリートポンプ車」でコンクリートを打設しています。
南西側から見た様子です。
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