御堂筋 株式会社三菱東京UFJ銀行大阪ビル建替工事 本館 2016/02/23 「TRD工法機」で山留め壁を構築中!
-株式会社三菱東京UFJ銀行大阪ビル-
「三菱東京UFJ銀行」は、大阪のメーンストリート「御堂筋」に面する「三菱東京UFJ銀行大阪ビル(旧三和銀行本店ビル)」を建て替えます。
都市再生特別地区の変更により、容積率は本館部分が1400%、別館部分が1150%に引き上げられました。
引用資料 大阪市・都市再生特別地区の事例(PDF)
伏見町三丁目地区(三菱東京UFJ銀行建替え)
● 御堂筋沿いの高さ規制緩和
「御堂筋」は、淀屋橋~本町間の約1.1kmは、歩道に面した部分は高さ50mに規制、上層部分を歩道から10m以上後退させた場合は、高さ60mまで認められていました。
更に、2013末の規制緩和で、(低層部の50m+上層部の軒先後退幅)×2倍の高さが新たな上限となり、高さ100m超のビルの建設が可能になりました。
● 本館
「株式会社三菱東京UFJ銀行大阪ビル 本館」の高さの最高限度は107mとなっていましたが、最終的には最高部104.50m、建築物101.30mになりました。
本館の壁面は御堂筋の道路境界線から約4m後退させます。1階にはカフェやギャラリーを設ける予定です。大阪市営地下鉄「淀屋橋駅」と直結する地下通路はバリアフリー化します。
「株式会社三菱東京UFJ銀行大阪ビル 本館」の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区伏見町三丁目10番1、大阪府大阪市中央区高麗橋三丁目30番
◆ 階数-地上21階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部104.50m、建築物101.30m
◆ 敷地面積-3,178.14㎡
◆ 建築面積-2,353.83㎡
◆ 延床面積-48,771.88㎡(容積対象面積42,695.45㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス(銀行)
◆ 建築主-三菱東京UFJ銀行
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計・東畑建築事務所 設計監理共同企業体(三菱地所設計、東畑建築事務所)
◆ 施工者-大林組・錢高・大末共同企業体(大林組、錢高組、大末建設)
◆ 解体工事-2014年10月15日
◆ 着工-2015年07月初
◆ 竣工-2017年11月末予定
「本館」の建設現場を南西側から見た様子です。前回の撮影が2015年11月30日だったので約3ヶ月ぶりです。
「TRD工法機」です。「TRD工法(Trench cutting & Re-mixing Deep wall method)」で、「山留め壁」を構築します。
地中に挿入したチェーンソー型のカッターを横方向に移動させて掘削、 鉛直方向に固化液と原位置土とを混合・撹拌し、地中連続壁を構築する工法です。
反対側から見た「TRD工法機」です。
「山留め壁」の芯材となる「H形鋼」を建込んでいます。
反対側から見た様子です。
「本館」の建設現場を北西側から見た様子です。
「本館」の建設現場を北東側から見た様子です。
「本館」の建設現場を南東側から見た様子です。
2台目の「TRD工法機」です。その奥には「オールケーシング掘削機」が見えます。地中障害物の撤去を行っています。
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