阪神高速道路 信濃橋渡り線の追加及び環状線と大阪港線の拡幅 中間橋脚として「鋼管集成橋脚」を構築!
-信濃橋渡り線の整備-
「阪神高速道路株式会社」は、「信濃橋渡り線」の整備を行っています。「信濃橋渡り線」は、現在未接続である「16号大阪港線」東行きと「1号環状線」北行きを接続する渡り線です。
「(1)大阪港線の拡幅、(2)信濃橋渡り線の追加、(3)信濃橋入口の改築、(4)環状線の拡幅」の4つの事業で構成されていますが、今回は大阪港線(拡幅部)の工事の様子をUPしたいと思います。大阪港線の拡幅は、延長約800m、拡幅員2.75mで行われています。
引用資料 阪神高速道路
阪神高速の取り組み 西船場JCT
「オリックス本町ビル」少し手前の橋脚です。「オリックス本町ビル」の先で急カーブして環状線北行に合流します。
西側から見た様子です。
橋脚が拡幅されています。新たに打設されたコンクリートが真新しいです。巨大な4本の「アンカーボルト」で、新たに拡幅した部分が分離するのを防いでします。
地上では何かを「地組」していました。
中間橋脚を設置
大阪港線の拡幅に伴い、増加する地震荷重は新たに設置する「中間橋脚」がそれぞれ分担します。
鋼管集成橋脚
新設する「中間橋脚」には、施工ヤードが限られていることや、工事期間の短縮、さらに地震時の復旧性を考慮して「鋼管集成橋脚」を採用しています。
構造概要図
「鋼管集成橋脚」の柱鋼管には低コストの既製鋼管を使用し、横つなぎ材には低降伏点鋼材を用いた制振デバイス「せん断パネル」を挟み込んだ、耐震性能の高い構造としています。
地震時には、この「せん断パネル」が地震エネルギーを吸収し、ほかの部材の損傷を抑え、柱材である鋼管は地震後も使用できる状態となるように設計しています。
「鋼管集成橋脚」は、4本の鋼管で構成されています。
建設中の「鋼管集成橋脚」です。
この先に鋼管が追加されます。
「鋼管集成橋脚」の基礎工事の様子です。
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