クルーズ船 2015年(1月~12月)の寄港回数港湾別ランキング 博多港が259回でダントツ1位!
-博多港国際ターミナル-
インバウンド観光と言えば、東京、大阪、京都のイメージがありますが、福岡も凄いです。海外からの観光客は、飛行機でやって来るイメージですが、福岡市では「大型クルーズ船」でやって来ます。
博多港のクルーズ船寄港回数(国内航路を含む)は、2013年は38回、2014年は115回、2015年は259回と急増しています。2015年の259回は2位に2倍近い差をつけてダントツで日本一です。
クルーズ船の寄港回数が多いのは「横浜港、神戸港」のイメージがありますが、それは日本船社が運航するクルーズ船で、外国船社が運航するクルーズ船の場合は状況が一変します。「博多港、長崎港、那覇港、石垣港」などの九州・沖縄の港湾が上位を独占しています。
外国船社が運航するクルーズ船は、需要が圧倒的に多い中国を母港として、中国→台湾→沖縄→九州→韓国→中国(またはその逆)の東シナ海を運航するルートが主力となっています。そのため「神戸港」や「横浜港」まであまり足を延ばしません。
インバウンド観光により、空のルートで「関西国際空港」が急激に復活を遂げているように、海のルートでは九州・沖縄の港湾の台頭により勢力図が激変しつつあります。
もはや過去の数字は何の意味もありません。今後の都市間競争はこの凄まじい激流を上手に乗りこなせた都市が勝利します。勝敗はここ数年で決着すると思います。
外国船社が運航するクルーズ船の寄港回数
2015年(1月~12月)、外国船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の245回(前年99回)、2位は「長崎港」の128回(前年70回)、3位は「那覇港」の105回(前年68回)です。
引用資料 国土交通省(2016/01/19)
2015年のクルーズ船の寄港実績等について(速報値) ~訪日クルーズ旅客数は、前年比2.7倍の112万人となりました~
外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数
2015年(1月~12月)、外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の259回(前年115回)、2位は「長崎港」の131回(前年75回)、3位は「横浜港」の125回(前年146回)です。
中央ふ頭の拡張
博多港は、クルーズ船の受け入れ態勢強化に向けて、「中央ふ頭」の北側を約13ha埋め立てて、「中央ふ頭」の岸壁を拡張します。
既存の岸壁部分も含んで、西側に「長さ450m×水深12m」と「長さ370m×水深10m」の接岸場所を整備します。
これにより世界最大のクルーズ船「オアシス・オブ・ザ・シーズ(全長361.0m、総トン数225,282トン )」クラスのクルーズ船が入港できるようになるほか、大型船の2隻同時接岸も可能になります。
また西側の整備完了後に、埋め立て地の東側部分に「長さ340m×水深9m」の岸壁を整備してクルーズ船や国際フェリーの入港に対応します。
マリンメッセ福岡
博多港のウオーターフロント地区最大の施設が「マリンメッセ福岡」です。「博多港国際ターミナル」の東隣にあります。九州のライブの聖地になっています。アーティストが全国アリーナツアーを行う場合、この会場はほぼ含まれます。
福岡県最大規模のアリーナ施設で、最大収容人数15,000人です。1994年8月から使用が開始されています。事業主体は「福岡市」となっています。
博多ポートタワー
博多港のシンボル「博多ポートタワー」です。上の3枚の写真は「博多ポートタワー」から撮影したものです。友人が「マリンメッセ福岡」で行われた「Superfly(スーパーフライ)」のライブに行った時に撮影してもらいました。
(おまけ)
「Superfly(スーパーフライ)」の2016年アリーナツアー「Superfly Arena Tour 2016 “Into The Circle!” 」のグッズです。
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