南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 祝!下り線が高架に移行 Part3・下りホームが高架に移行した「羽衣駅」のホーム編
-南海本線・羽衣駅(はごろもえき)-
「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」は、南海本線の羽衣駅から高石駅までの約3.1kmと高師浜線の約1.0kmにおいて鉄道を高架化することにより13ヶ所の踏切を除却し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化により都市の活性化を図る事業です。
南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業
◆ 事業名称-南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業
◆ 延長-4.1km(南海本線3.1km、高師浜線1.0km)
◆ 踏切除却数-13ヶ所
◆ 対象駅-高石駅、羽衣駅
◆ 事業主体-大阪府
◆ 事業期間-1997年度~2019年度(予定)
◆ 総事業費-約550億円
● 下り線が2016年5月14日(土)に高架移行!
工事の進展に伴い、南海本線の下り線(関西空港・和歌山市方面行き)が、2016年5月14日(土)の始発列車から高架運行に切り替わりました。
南海電気鉄道(PDF:2016/03/29)
南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業の下り線(関西空港・和歌山市方面行き)を高架に切り替えます。
「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業概要図」です。
「羽衣駅(はごろもえき)」は、地上の島式2面3線から高架の島式2面3線に生まれ変わります。
高師浜線の断面図です。支線である「高師浜線」は単線です。約1.0kmが高架になります。
高架に移行した「羽衣駅」の下りホーム北端から北側( なんば方面)を見た様子です。
アップです。この部分はすでに上り線の高架橋が構築済みのようです。次の駅は「浜寺公園駅」のため地上に下ります。
「浜寺公園駅、 諏訪ノ森駅」は、「南海本線(堺市)連続立体交差事業」により高架になりますが、工事はかなり遅れており、完成は現時点で2027年度末(予定)と10年以上先になります。
ホーム北端です(なんば方面)。
高架に移行した「羽衣駅」の下りホーム北端から南側を見た様子です。
北側部分は、「バラスト軌道」が採用されています。
途中で「バラスト・ラダー軌道」に変わります。
バラスト・ラダー軌道
「バラスト・ラダー軌道」は、「ラダーマクラキ」をバラスト上に直接敷設する「防振材なし」と、「ラダーマクラキ」下面にマクラギパッドを貼付けた「防振材付き」とがありますが、消音バラストで隠れて見えないのでどちらのタイプかは分かりません。
距離が短い「バラスト・ラダー軌道」の区間が終わると本命の「L形台座式フローティング・ラダー軌道」となります。
L形台座式フローティング・ラダー軌道
「L形台座式フローティング・ラダー軌道」は、「ラダーマクラキ」を「L形コンクリート台座」で包み込むよう設置しています。
「ラダーマクラキ」と「L形コンクリート台座」の間には、「ラダーマクラキ」の下に「防振材」、横に「緩衝材」を取り付けています。
ホーム中央部分はホーム幅が結構広いです。ホーム床はこんな感じです。
ホーム屋根の一部に「太陽光発電システム」を採用しています。
「ベンチ」は、今はやりの座った人の向きが線路と平行になるような配置では無く、普通の配置です。
一番北側に「階段」があります。
「発車標」です。「LCD(液晶パネル)」タイプです。
● 発車標の改良が必要
正直非常に見づらいです。他の人も見づらいなあ!と言っていました。「LCD(液晶パネル)」は、「LEDパネル」と比べて解像度は圧倒的に高いですが、輝度が低いという欠点があります。晴れた日の屋外ではかなり見づらくなります。
おまけに「LCD(液晶パネル)」を収める専用ボックスのガラスに景色が写り込んでますます見づらくなっています。 写り込みを防ぐ対策が早急に必要です。
次に「エレベーター」があります。
次に「待合室」があります。
「待合室」の内部です。
一番南側に上り・下り×各1基の「エスカレーター」があります。
南側です。ホーム幅が狭くなります。
高架に移行した「羽衣駅」の下りホーム南端から北側を見た様子です。
ホーム南端です(和歌山市方面、関西空港方面)。
高架に移行した「羽衣駅」の下りホーム南端から南側(和歌山市方面、関西空港方面)を見た様子です。次の駅は「高石駅」です。
アップです。「分岐器」が見えます。上り線との間に「渡り線」が設けられるようです。
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