JR奈良線の高速化・複線化の第二期事業 京都駅奈良線ホーム改良工事 2016年5月8日の建設状況
-JR西日本の奈良線の複線化事業-
JR西日本の奈良線は、第1期高速化・複線化事業として、「京都駅~JR藤森駅」間および「宇治駅~新田駅」間の複線化が2001年3月に完成しました。
続く第2期事業として、「JR藤森駅~宇治駅」間の約9.9km、「新田駅~城陽駅」間の約2.1km、「山城多賀駅~玉水駅」間の約2.0kmの合計3ヶ所(約14.0km)が複線化される予定です。全体事業費369億円(予定)です。
これにより、奈良線全線34.7kmは、64%にあたる計22.2kmが複線化され、「京都駅~城陽駅」間はすべて複線となります。
大和路線(関西本線)の「奈良駅~木津駅」間は複線化されているので、第2期事業が完成すると京都駅~奈良駅間で、複線化されていないのは、残り12.5kmだけとなります。
◆ 京都駅奈良線ホーム改良工事
関連工事として京都駅では、奈良線のホームから橋上駅舎へ直線的に移動できるよう、橋上駅舎につながるエスカレーターと階段を新たに設けます。エレベーターの新設も予定しています。また8番腺・9番線ホームの幅を拡幅します。
「JR奈良線の高速化・複線化 第二期事業」の概要です。
引用資料 宇治市・公式ホームページ
JR奈良線の高速化・複線化 第二期事業の概要
8番腺ホームを北側に拡幅して、8番腺・9番線ホームは、ホーム幅が5.5mから9.4mに拡幅されました。2015年12月21日から8番腺ホームが広くなりました。
8番腺ホームの北端です。撮影場所の橋上駅舎へダイレクトに移動できるようエスカレーターと階段を新たに設けます。
現地に掲示されている新しい「京都駅奈良線ホーム改良工事のご案内」です。工期は2015年11月25日~2017年3月末(予定)となっています。
現場に掲示されていた新しい「完成イメージ」です。他のホームと同じように奈良線のホームから橋上駅舎へダイレクトに移動できるようエスカレーターと階段を新たに設けます。
現在は、8番腺・9番腺ホームから橋上駅舎には、階段とエスカレーターを経由する必要があり、他のホームと比べて不便です。
こちらも現場に掲示されていた新しい「完成イメージ」です。北側に上下のエスカレーター南側に階段を設置するようです。
8番腺ホームの北端です。
橋上駅舎へダイレクトに移動できるようエスカレーターと階段を新たに設けます。
隣りのホームと同じようになります。
8番腺ホームを北側に拡幅して、8番腺・9番線ホームは、ホーム幅が5.5mから9.4mに拡幅されました。2015年12月21日から8番腺ホームが広くなりました。
ホーム西側の拡幅されたホーム床はまだ仮設です。徐々に本設に造り替えて行きます。ホーム屋根はすでに本設に造り替えられています。
ホーム東側に行くとホーム床も本設に造り替えられています。
ホーム床の仮設と本設の境目です。
ホーム東側は、ホーム床が本設に造り替えられています。ホーム東側は拡幅部分にホーム屋根がありませんでしたが、本設の屋根が設置されています。
本設のホーム床はアスファルトとなっています。このような工事は終電から始発の間に行われますが、気が付かない間に少しずつ変わるので、いつも感心してしまいます。
京都駅の奈良線ホームは、8番腺~10番腺まであります。9番腺・10番腺は頭端式ホームとなっています。
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