大規模にリニューアル工事中の阪神電気鉄道「甲子園駅」 Part1:上り(梅田・大阪難波方面行き)ホーム 2016年6月20日の建設状況
-甲子園駅・リニューアル-
阪神電気鉄道「甲子園駅」では、大規模なリニューアル計画が行われています。リニューアルは「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」と一体的に行われています。
島式・相対式4面4線の狭いホームは、プロ野球や高校野球の開催時に大混雑していましたが、島式・相対式3面4線の広いホームに生まれ変わります。
ホーム中央部に白球や高校球児のユニホームの「白」をイメージした縦45m×横45mの大屋根を設置します。
自然光を通す膜素材を使用し、屋根の南北には壁を設けず、甲子園特有の「浜風」が吹き抜けるデザインを取り入れます。
阪神電気鉄道(PDF:2011/06/08)
甲子園駅をリニューアルします~阪神甲子園球場の玄関口が新しく生まれ変わります~
甲子園駅改良工事の概要
◆ ホームの拡幅-上り線(梅田・大阪難波方面行き)ホーム、下り線(三宮方面行き)ホーム、下り線降車専用ホームを拡幅する。現在の最大幅5.6mの上下線ホームは、9m程度に拡幅される。これに伴い、上り線の降車専用ホームは廃止する。
◆ バリアフリー化-各ホームにエレベーターを設置(西改札口3基、東改札口2基)する。また東西改札口に多機能トイレを設置する。
◆ 西改札口の拡張-ホームに通じる新たな通路を、現在の通路の西側に設けるとともに、駅舎を改築しコンコー スを拡張する。
◆ 東改札口の改築- 駅舎を改築し、東口を新たに設け、駅東方面へのお客様の利便性を高める。また、上り線 (梅田・大阪方面行き)ホームへの通路と下り線(三宮方面行き)ホームへの通路を分離する。
◆ 大屋根の設置(縦45m×横45m)-ホームの中央付近、県道浜甲子園線の上部に、膜素材を用いた大屋根を設ける。
◆ 総工事費-54億円(総工事費のうち、国が1/5、地方公共団体(兵庫県・西宮市)が1/5を補助)
◆ 工期-2011年11月~2016年度末頃(予定)
「上り(梅田・大阪難波方面行き)ホーム」の西端では、三宮方面にホームの延伸工事が行われています。
アップです。
現在のホームの西端です。西端には「エレベーター」があります。
ホームの工事は西側から行われており、ホームの西側は、すでにホーム屋根もホーム床も本設に造り替えられています。
本設のホーム床はこのように支えています。
本設となったホーム西側のホーム床は、残念ながらアスファルトになりました。
本設のホーム床と既存のホーム床の境目です。この部分のホームを支える部分は、既存の構造をそのまま使用するようです。
本設に造り替えられてたホームの西側のホーム屋根です。
本設に造り替えられてたホームの西側のホーム屋根を「上り(梅田・大阪難波方面行き)ホーム」から見た様子です。
「大屋根(縦45m×横45m)」の下です。
大屋根の下は、ホーム屋根が撤去されています。風雨が強い日は大丈夫でしょうか?
大屋根の下は、架線をこのように吊っています。
「発車標」は十字型の支柱に取り付けられています。本来ならJR大阪駅もこのようになる予定でした。
「時刻表」も十字型の支柱に取り付けられています。
大屋根の下は、ホーム床の本設工事がまだ行われていません。せめてこの部分はアスファルトではなく、タイル等で美装化して欲しいです。
ホームの東側のホーム屋根です。
ホームの東側のホーム屋根も本設の工事が始まっています。
東側寄りから見た様子です。
ホームの更に東側は、ホーム屋根がまだ仮設の状態です。
「上り(梅田・大阪難波方面行き)ホーム」の東端です。
既存のホームを支える部分の解体が行われています。
仮設のホーム床の下では、本設の工事が行われています。このような工事は少しずつ行われるので、知らない間に本設になっていていつも驚かされます。
ホームを支える部分の基礎工事が行われています。このような工事は、終電から始発の間に行われると思っていましたが、電車が走る日中も行われていたので驚きました。
ホームを支える基礎の上に作業員のの方の足が見えます。立つ事も出来ない非常に狭い空間なので大変な作業です。
どのようにこの場所に入るのかと思っていたら、作業員の方が仮設のホーム床の下をはいつくばって入って行きました。初めて見る光景だったのでビックリしました(笑)。
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