世界の高級リテールブランドに魅力的な都市ランキング 大阪は世界で10番目に魅力的な都市!
-高級リテールブランド-
総合不動産サービス大手のJLL(本社:シカゴ)は、世界的な高級リテールブランドが出店する世界の各都市を分析したレポート「デスティネーション・リテール2016」を発刊しました。
クロスボーダーに展開する世界的な高級リテールブランドにとって魅力的な都市や商業地域、またリテールブランドの出店動向などを分析し、まとめたレポートです。
引用資料 JLL(2016/05/19)
JLL、高級リテールブランドに魅力的な都市ランキングを発表 上位10都市のうち7都市がアジア
リテールブランドにとって魅力的な10都市のうち、「香港」が2位、「東京」が4位、「上海」が6位、「シンガポール」が7位、「北京」が9位、「大阪」と「台北」が10位とアジア7都市が占めました。
● 大阪は世界で10番目に魅力的な都市!
高級リテールブランドにとって魅力的な都市は、国際都市の条件の1つです。高級リテールブランドが多く出店すると国際都市としての格も上がります。
「大阪」は「Taipei(台北)」と並んで10位です。私は、正直言うと大阪がこんなに上位だとは思っていませんでした。素直にうれしいです!
ハリウッドスターがたくさん住んでいる「ロサンゼルス」、信じられないような超金持ちがたくさんいる「モスクワ」よりも上とはビックリです。出来ればこの位置を今後もキープして欲しいです。
「高級リテールブランド」というと金持ちが多いアメリカや中国、更に中東の産油国のイメージがありますが、その通りのランキングになっています。
残念ながら日本はベスト50に「東京、大阪」の2都市しか入っていません。ベスト50は、中国とアメリカの都市だらけです。
高級リテールブランドに魅力的な都市ランキング
01 London(ロンドン:イギリス)
02 Hong Kong(香港:中国)
03 Paris(パリ:フランス)
04 Tokyo(東京 :日本)
05 New York(ニューヨーク:アメリカ)
06 Shanghai(上海:中国)
07 Singapore(シンガポール:シンガポール)
07 Dubai( ドバイ:アラブ首長国連邦)
09 Beijing(北京:中国)
10 Osaka(大阪:日本)
10 Taipei(台北:台湾)
12 Las Vegas(ラスベガス:アメリカ)
13 Bangkok(バンコク:タイ)
14 Seoul(ソウル:韓国)
15 Kuwait City(クウェートシティー:クウェート)
16 Los Angeles(ロサンゼルス:アメリカ)
16 Chengdu(成都:中国)
16 Moscow(モスクワ:ロシア)
19 Miami(マイアミ:アメリカ)
20 Milan(ミラノ:イタリア)
20 Jeddah(ジッダ:サウジアラビア)
20 Riyadh(リヤド:サウジアラビア)
20 Abu Dhabi(アブダビ:アラブ首長国連邦)
24 Jakarta(ジャカルタ:インドネシア)
24 Kuala Lumpur(クアラルンプール:マレーシア)
26 Chicago(シカゴ:アメリカ)
26 Rome(ローマ:イタリア)
28 Shenyang(瀋陽:中国)
28 Shenzhen(深圳:中国)
28 Tianjin(天津:中国)
関⻄国際空港
「関西国際空港」の月間の外国人入国者数が、2016年2月の速報値で開港以来、初めて「成田国際空港」を抜き、国内最多になりました。「格安航空会社(LCC)」の増便などによる「インバウンド(訪日外国人客)」の急増が背景にあります。
「新関西国際空港会社」の2016年3月期決算では、本業のもうけを示す営業利益が前年比34%増の592億円でした。「関西国際空港」単体では、前年比41%増の460億円で、開港以来初めて「成田国際空港(433億円)」を上回りました。
空港の競争力アップは、「インバウンド(訪日外国人客)」の増加に直結します。今後も、高級リテールブランドに魅力的な世界の都市ランキングの上位に位置するためには、玄関となる「関西国際空港」の競争力を更に高める必要があります。
訪日外国人客(インバウンド)
大阪は、「インバウンド(訪日外国人客)」が急増しています。観光産業のGDPに占める比率は非常に小さいですが、国内外に及ぼすインパクトは計り知れません。
日本はこれから少子高齢化が加速します。日本人の高級リテールブランドの購入も徐々に先細りしていきます。今後も、高級リテールブランドに魅力的な世界の都市ランキングの上位に位置するためには、「インバウンド(訪日外国人客)」を更に増やす必要があります。
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