神戸市の近代洋風建築「ファミリアホール」とファミリア旧本社屋を解体 跡地には超高層タワーマンションを建設!
-ファミリアホール & ファミリア旧本社屋-
神戸の近代洋風建築「ファミリアホール(旧三菱銀行神戸支店)」の外観を保存、復元するための解体作業が2016年7月中旬から始まります。
「ファミリアホール」は、1900(明治33)年に建てられ、ルネサンス様式の石造りの外観などが特徴です。子ども服メーカーの「ファミリア」が1977年に取得しました。
老朽化によりファミリアは本社を移転しており、「ファミリアホール」や隣接する「ファミリア旧本社屋」などが建つ敷地面積約3,000㎡を「三菱地所レジデンス」など4社に売却しています。
跡地には超高層タワーマンションが計画されています。マンション建設の際には、石積みを解体、組み直して外壁を復元する計画です。
「ファミリアホール」を北側から見た様子です。外壁を復元すると言ってもこの美しいルネサンス様式の建物を解体するのはあまりにももったいないです・・・
この話を最初に聞いたときは大ショックでした。「旧居留地」にあると似合いそうなので、「旧居留地」もしくは、「旧居留地」の近くに移築して欲しかったです。
● 7月1日に見学会を開催
本日(7月1日)に見学会があります。残念ながら私は参加できません。既存建物については、7月中旬から保存・復元に向けての解体作業が予定されており、現在の形で内部を見学する最後の機会となります。
神戸市 記者資料提供(2016/06/23)
ファミリアホール見学会の開催について
◆ 日時-2016年7月1日(金) 10時~15時(入場は14時まで)
◆ 見学場所-1階の一部(ホール部分)に限る
◆ 写真撮影-可能
北側から見た様子です。敷地はほぼ正方形で、敷地面積約3,000㎡です。すぐ南側で建設中の「パークホームズ神戸 ザ レジデンス」は 敷地面積3,845.30㎡なので、それより少し狭いです。
敷地北西側のこの部分も含みます。
敷地北西側では、ボーリング調査が行われています。
「ファミリアホール」を南側から見た様子です。
「ファミリアホール」と「ファミリア旧本社屋」の間でもボーリング調査が行われています。
「ファミリア旧本社屋」を東側から見た様子です。
南側から見た様子です。
敷地の南西側も道路に接しているので、敷地の3方向で道路に接している事になります。
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