京都大学のiPS細胞研究拠点「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」 2016年8月19日の建設状況
-京都大学・iPS細胞研究所-
山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」が2010年4月に設立されてから6年が過ぎました。約150人の研究者や研究支援者が集まってスタートした研究所ですが、どんどん規模が拡大しています。
「① 京都大学iPS細胞研究所(第1研究棟)」に続き、「② 京都大学iPS細胞研究所(第2研究棟)」が竣工済みです。
更に「③ 「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」」と主にiPS細胞に関する「④ 京都大学(南部)医薬系総合研究棟施設整備事業」が建設中です。
● 第3研究棟
「第3研究棟」は、地上5階、地下2階、延床面積7,673.15㎡です。「第1研究棟」の東側で、病院地区給水センターが位置していた場所に建設されています。
「第3研究棟」は、再生医療用のiPS細胞を作製し備蓄する「iPS細胞ストック」事業の拠点施設となる見通しです。
京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟の概要
◆ 計画名-京都大学(南部)iPS細胞研究所第3研究棟新営その他工事
◆ 所在地-京都府京都市左京区聖護院川原町53番
◆ 階数-地上5階、地下2階
◆ 高さ-最高部22.11m、建築物19.81m
◆ 敷地面積-63,774.72㎡(施設全体)
◆ 建築面積-1,219.61㎡
◆ 延床面積-7,673.15㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-学校
◆ 建築主-国立大学法人京都大学
◆ 設計者・監理者-国立大学法人京都大学
◆ 施工者-松村組
◆ 着工-2015年02月17日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2017年03月24日(労災保険関係成立票より)
京都大学のキャンパスマップです。「③」が、「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」が建設されている場所です。
引用資料 京都大学・キャンパスマップ(PDF)
医学部・病院・薬学部構内
タワークレーンで建設しています。「労災保険関係成立票」の工期が2016年5月31日(予定)までと2ヶ月伸びましたが、更に2017年3月24日(予定)まで伸びました。工程がかなり遅れているようです。
南東側から見た様子です。
少し角度を変えた様子です。
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