「室町の聖地」継ぐ 「京都産業会館」の建て替え 延床面積約29,200㎡の「京都経済センター(仮称)整備事業」 2016年8月19日の状況
-京都経済センター(仮称)整備事業-
京都・室町の繊維産業を50年にわたって支えてきた「京都産業会館」が建て替えられ、「京都経済センター」が機能を引き継ぎます。
京都の主要経済団体が入る「京都経済センター(仮称)整備事業」に生まれ変わる「京都産業会館」は、解体工事のため2016年3月末に閉館しました。
「京都産業会館」は、室町の繊維商社が資金を出し合い、京都市と協力して1965年11月に開設しました。「きらっ都プラザ」の愛称で多くの商社が着物などの繊維製品の展示会や商談会、就職セミナーなどの会場に使ってきました。正に「室町の聖地」と言える存在です。
「京都経済センター(仮称)整備事業」は、「京都産業会館」跡地と南側に隣接する「京都市駐車場」敷地に建設します。
地上7階、地下2階、延床面積約29,200㎡で、建設費は約100億円を予定しています。「大成建設」が施工し、2019年1月の完成予定です。
完成予想図引用 京都新聞(2016/07/13)
京都経済センター、9者が事業契約締結
京都新聞の記事(2016/07/13)
京都経済センター、9者が事業契約締結
京都経済センター(仮称)整備事業の概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区四条通室町東入ル函谷鉾町78番地 他
◆ 階数-地上7階、地下2階
◆ 敷地面積-約4,410㎡(京都産業会館敷地+京都市駐車場敷地)
◆ 延床面積-約29,200㎡ .
◆ 用途-オフィス、会議室、展示場、商業施設
◆ 土地-60年間定期借地(京都市所有)
◆ 建物-京都府、京都商工会議所、(公社)京都工業会、(一社)京都産業会館、京都信用保証協会、にぎわい施設運営SPC等による区分所有
◆ 建築主-京都経済センター(仮称)整備共同企業体
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2016年04月15日(解体工事含む/労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2019年01月31日(労災保険関係成立票より)
当初計画の完成予想図です。京都に合わない派手な外観だったので落ち着いた外観に変更になって良かったです。
引用資料 公式ホームページ(PDF)
京都経済センター(仮称)整備計画 報告書(案)
計画名は「京都経済センター(仮称)整備事業」です。労災保険関係成立票によると工期は、解体工事を含め、2016年4月15日~2019年1月31日(予定)となっています。
解体工事が行われている「京都産業会館」を北西側から見た様子です。「京都産業会館」は、地上9階、塔屋3階、地下2階、延床面積21,835.42㎡でした。
解体工事が行われている「京都産業会館」を北東側から見た様子です。「京都産業会館」は、阪急電鉄京都本線「烏丸駅」と京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」に地下道を経由して直結しています。
解体工事が行われている「京都市駐車場」を南西側から見た様子です。「京都市駐車場」は、地上5階、塔屋2階、地下2階、延床面積約13,480㎡でした。
解体工事が行われている「京都市駐車場」を南東側から見た様子です。
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