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2016年9月 7日 (水)

京都市新庁舎整備(本庁舎改修、北庁舎建替え、西庁舎建替え、分庁舎新築) 実施設計の概要を公表 素晴らしい新庁舎に生まれ変わります!

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-京都市新庁舎整備-

 京都市役所の市庁舎は、近代建築物として歴史的・文化的価値を有しつつも、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に課題がありました。
 また、本庁所属職員の約3分の1にあたる約1,100人が、近隣の民間ビル(10ヶ所)に分散して入居していました。

 それらの課題の解消とともに、防災拠点としての市庁舎の整備が急務であることから、「市庁舎整備基本計画」を策定し、整備に向けた取組を進めてきました。

 京都市は9月5日に、「新庁舎整備に係る実施設計について」公表しました。「北庁舎」と「西庁舎」を建て替え、「分庁舎」を新築します。設計は「日建設計」が担当し、2017年度に着工し、2022年度中に工事を終える予定です。

 引用資料 京都市情報館(2016/09/05)
 新庁舎整備に係る実施設計について(PDFに詳細)

 本体工事費は320億円を見込んでいます。当初計画の247億円からは計73億円の増額となります。地下街「ゼスト御池」と直結する地下通路の整備には別途13億円を要します。


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「配置図」です。「本庁舎」の改修、「西庁舎」の建替え、「北庁舎」の建替え、「分庁舎」の新築が行われます。


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「各庁舎概要」です。


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「河原町通上空より」の完成イメージです。


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「本庁舎屋上庭園のイメージ」です。本庁舎屋上に庭園が整備されます。これは素晴らしいアイデアですね!


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「分庁舎鳥瞰 南西より」です。


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京都市役所の市庁舎を南東側から見た様子です。


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本庁舎(外観を保存して改修)

 歴史的価値の高い「本庁舎」は、外観を保存し、耐震補強工事を施します。地下1階に「免震層」を設け、「基礎免震」のビルに生まれ変わります。


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西庁舎(建て替え)

 「西庁舎」の建設予定地です。すでに既存の西庁舎の解体工事が終わっています。地震対策として「地下1階柱頭免震」を採用します。


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北庁舎(建て替え)

 既存の「北庁舎」は解体されて建て替えられます。本庁舎と階高を合わせ、一体的に利用可能とします。地震対策として「地下2階柱頭免震」を採用します。


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「京都市新庁舎整備・本庁舎・西庁舎・北庁舎」の建築計画の概要です。


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分庁舎(新築)

 押小路通りを挟んで北側にある駐車場跡地(妙満寺跡地)に「分庁舎」を新築します。地震対策として「地下2階柱頭免震」を採用します。


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「分庁舎」の建設予定地では、「埋蔵文化財発掘調査」が行われています。


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「京都市新庁舎整備・分庁舎」の建築計画の概要です。

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