大阪大学中之島アゴラ構想 中之島に「文化・芸術・学術・医学」の発信拠点 医学は「iPS細胞」などの再生医療の中心拠点!
-大阪大学中之島アゴラ構想-
「大阪大学」は、大阪市北区中之島の大阪市有地約12,000㎡に、「文化・芸術・学術・医学」の発信拠点を設ける「大阪大学中之島アゴラ構想」を提案しました。2021年の設置を目指します。
引用資料 大阪大学(2016/08/25)
中之島4丁目大阪市有地に関する「大阪大学中之島アゴラ構想」の提案について
「中之島」は大阪大学発祥の地ですが、大阪大学は1993年までに大阪府吹田市や豊中市へ移転しました。中之島には2004年4月に「大阪大学中之島センター」を開設しましたが、学生らの本格的な教育拠点はありませんでした。
「大阪大学中之島アゴラ構想」は、中之島四丁目の市有地に医療や健康の産学連携拠点、市新美術館と連動したアート拠点、社会人大学院など社会連携の拠点を設けます。
学部や博士・修士課程で医療統計や医療通訳の教育をする医学系研究科や、芸術や博物館学などアート・サイエンスの研究科も創設します。
医学では再生医療の一般化を目指します。京都大学iPS細胞研究所など関西の研究機関や企業と連携し、臨床研究から治験、産業化、海外展開までを担う拠点の開設を想定しています。
最先端医療の実用化に向け、国家戦略特区を活用して医療機器の早期承認や人材育成に取り組みます。訪日外国人に高度な医療と観光を提供する「医療ツーリズム」の展開も目指します。
大阪市では、2015年度に大学等の設置等を条件として、売却のため開発事業者プロポーザルによる開発事業予定者を募集しましたが、応募はありませんでした。
12,000㎡では本格的な大学を建設するには狭すぎます。私は「大阪大学」の大阪市内の拠点しかないと思っていました。「棚から牡丹餅」のような結果になりましたが、すごく良かったと思います。
「大阪大学中之島アゴラ構想」の「施設区分・⽤途」です。
北西側から見た様子です。
大林組・京阪所有地
街区の北西側は「大林組・京阪所有地」です。私は、大学等の設置等を条件としてする前は、「大林組」と「京阪電鉄」が一体的に大規模に再開発すると期待していました。しかし、2社は進出する気配を見せませんでした。
「大林組・京阪所有地」はいずれ単独で開発する事になると思います。「大阪大学中之島アゴラ構想」に連動するような施設を建設して欲しいです。
東側寄りから見た様子です。
街区の東側隣接地には、大阪市の「⼤阪新美術館」が2021年度に開館予定です。
| 固定リンク
« 梅田3丁目計画(仮称) 「大弘ビル」の跡地 & 「仮設郵便局(プレハブ)」の解体工事 2016年9月8日の状況 | トップページ | 大阪駅前地下道改良事業 東西地下道(都市計画道路大阪駅前1号線)の拡幅整備 2016年9月8日の建設状況 »
「96 大学編」カテゴリの記事
- 「龍谷大学」と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施 七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生!(2023.01.15)
- 神戸市 「王子公園」の再整備 「神戸市立王子スタジアム」の周辺3.5haが大学ゾーン 「関西学院」が創立の地に進出意欲!(2023.01.08)
- 大阪メトロ 大阪公立大学のキャンパス前に新駅「大阪公立大学前駅(仮称)」を設置予定 開業は2025年を目指す!(2022.11.17)
- 「近畿大学医学部」および「近畿大学医学部附属病院」が新築移転 2022年10月22日に起工式を執り行い、本体工事に着工!(2022.10.28)
- 福岡の医療の中核を担う「福岡大学病院」 本館を建て替える「福岡大学病院新本館(仮称)新築工事」 2023年12月竣工予定! (2022.10.25)
「31 大阪市・北部②」カテゴリの記事
- 「関西テレビ放送」と「サンケイビル」が東梅田エリアで都市型データセンターを開発 オプテージ曽根崎データセンター 2026年1月に運用開始予定!(2023.01.26)
- かつては「大阪の迎賓館」と呼ばれた「リーガーロイヤルホテル(大阪)」 土地と建物を「ベントール・グリーンオーク・グループ」に売却!(2023.01.21)
- 施行地区面積約7.7haの「中之島五丁目地区土地区画整理事業」 関電不動産が中之島五丁目の敷地面積約7,000㎡を再開発!(2023.01.19)
- 阪神電気鉄道 大阪梅田駅改良工事 「旧1番線」を閉鎖して「新2番線」を整備中 2023年1月28日(土)始発から供用開始!(2023.01.17)