姫路モノレールの遺構「高尾アパート(大将軍駅)」が遂に解体! 高尾ビル解体撤去工事 2016年10月12日の状況
-姫路市営モノレール-
「姫路市営モノレール」は、姫路駅から手柄山駅までの1.6kmを結んでいたモノレールです。手柄山で開催された「姫路大博覧会」の観客輸送を目的に建設され、1966年5月に開業しました。
しかし、博覧会の終了後は利用者が大幅に減少し、経営が悪化しました。1974年4月の営業休止を経て1979年1月に正式に廃止されました。
● 高尾アパート(大将軍駅)
唯一の中間駅だった「将軍駅」は、姫路駅から西へ約500m程と姫路駅に近すぎることから利用者が少なく、路線の休止に先立って1968年1月に休止しました。
「大将軍駅」が入っていた「高尾ビル」は、日本住宅公団によって1966年に建築されました。鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、地上10階、延床面積約8,150㎡です。
1階・2階がテナント、3階・4階が姫路モノレールの大将軍駅、5階~10階が共同住宅(高尾アパート)となっていました。
住宅部分は2015年まで住宅として提供されていましたが、住宅賃貸契約が2015年5月で終了し、老朽化により解体される事になりました。
姫路市は「高尾ビル」の解体に先立ち、大将軍駅の一般公開を2016年8月13日・14日の2日間行いました。公開は抽選でしたが10倍以上の物凄い競争率だったようです。
● 高尾ビル解体撤去工事
現在、「高尾ビル解体撤去工事」が行われています。「労災保険関係成立票」にとると、解体工事の工期は、2016年6月24日~2017年12月28日(予定)となっています。注文者は「姫路市」です。
南西側から見た様子です。本格的に解体工事が始まっています。
解体工事の工事名は「高尾ビル解体撤去工事」です。「労災保険関係成立票」にとると、解体工事の工期は、2016年6月24日~2017年12月28日(予定)となっています。
重機でバリバリ解体しています。
姫路市営モノレール「大将軍駅」の遺構です。
「高尾ビル」は、1階・2階がテナント、3階・4階が姫路モノレールの大将軍駅、5階~10階が共同住宅(高尾アパート)となっていました。
南東側から見た様子です。
姫路市営モノレール「大将軍駅」は、「高尾ビル」の3階・4階部分を貫通していました。
姫路市営モノレール「大将軍駅」の遺構です。
北東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
「高尾ビル」は、東西の幅は広いですが、南北の幅は狭いです。
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