うめきた2期区域基盤整備 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 北3工区&駅部工区 2016年11月10日の建設状況
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う東海道線支線の「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事(約2,400m)」が、2016年10月28日に全工区で着工しました。総事業費は約690億円で、新駅の開業は2023年3月を予定しています。
各工区の施工者
◆ 北1工区-奥村組・鉄建建設JV
◆ 北2工区-錢高組・西松建設JV、
◆ 北3工区-鴻池組・前田建設工業JV
◆ 駅部工区-大鉄工業・清水建設JV
◆ 南1工区-大林組・淺沼組JV
◆ 南2工区-大成建設・大鉄工業JV
「うめきた2期区域 基盤整備概要」です。
引用資料 大阪市・公式HP(2015/11/04) 詳細はPDF
第7回大阪駅周辺地域部会を開催しました
区間別の構造概要と工事の進め方
「区間別の構造概要と工事の進め方」です。工事延長約2,400m(トンネル延長約1,680m)で、事業費は地下化事業が約540億円、新駅設置事業が約150億円となっています。
● 島式2面4線の地下駅
新駅設置事業は、「JR西日本」が主体となり延長は約830mです。島式2面4線の地下駅となります。特急「はるか」や「くろしお」が停車するので、関西国際空港や和歌山方面が格段に便利になります
大阪市が事業主体となって行う地下化(連続立体交差事業)の工事延長は、北区豊崎六丁目から福島区福島七丁目に至る約2,400mで、途中、ボトルネック踏切1ヶ所(西梅田1番踏切)の除却や既設交差道路の改良(2ヶカ所)などにより、踏切事故の解消や道路交通の円滑化、市街地の分断解消をが図られます。
駅部工区
「駅部工区」です。「駅部工区」は、「大鉄工業・清水建設JV」の施工により行われています。
本格的に工事が行われています。
「三点式パイルドライバ」です。「土留め壁」の構築を行っています。
建込まれた「H形鋼」の列が見えます。「三点式パイルドライバ」には、「三連型アースオーガ」が装着されています。三連型アースオーガで「土留め壁」の構築を行っています。
「土留め壁」は、溝に沿って「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」により構築されます。「SMW」とは、土(Soil)とセメントスラリーを原位置で混合・攪拌(Mixing)し、地中に造成する壁体(Wall)の略称です。
「土留め壁」の芯材となる「H形鋼」が並べられています。奥には「セメントミルクプラント」が見えます。
ドイツ「バウアー社(BAUER Maschinen GmbH)」の「BG掘削機(BG20)」です。地中障害物の撤去を行っていると思われます。
道路より南側は、「南1工区(大林組・淺沼組JV)」となります。そのため「BG掘削機(BG20)」は、「南1工区」の重機の可能性もあります。
「駅部工区」では、弧を描いている線形に沿って、複数ヶ所で「ボーリング調査」が行われていました。
「駅部工区」の弧を描いている線形がなんとなく分かります。
「ボーリング調査」の様子です。
南東角です。
「建設現場事務所」がほぼ完成していました。場所的に「駅部工区(大鉄工業・清水建設JV)」もしくは「南1工区(大林組・淺沼組JV)」の建設現場事務所の可能性が高いです。
北3工区
「北3工区」です。「北3工区」は、「鴻池組・前田建設工業JV」の施工により行われます。まだ本格的な工事は始まっていませんでした。
「油圧ショベル」が見えますが、「北3工区」の重機かは不明です。
「建設現場事務所」です。複数の工区の建設現場事務所を1ヶ所にまとめているようです。
4棟目の「建設現場事務所」がほぼ完成していました。先行して完成している3棟の「建設現場事務所」とはデザインが異なります。工区が違うのかも知れません。
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