神戸医療産業都市 小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設建設工事 2016年11月4日の建設状況
-小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設-
兵庫県は、神戸医療産業都市の「兵庫県立こども病院」の南側に、「小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設建設工事」を整備します。2015年10月15日に起工式が行われ、本格的に建設工事が行われています。
引用資料 兵庫県・公式ホームページ(2015/08/17)
小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設整備基本設計の概要
粒子線治療は、加速した原子核をがんに当てて治療する方法です。がんだけを狙い撃ちすることができ、体への負担が小さいとされています。
兵庫県内では、たつの市の「大型放射光施設(SPring-8)」にある「兵庫県立粒子線医療センター」で、成人患者の治療が行われています。
「兵庫県立粒子線医療センター」で培ったノウハウを生かし、成人のがん患者も受け入れますが、抗がん剤治療で免疫力の低下した子どもに配慮して動線は分離します。「兵庫県立こども病院」とは、渡り廊下で直結します。
新粒子線治療施設の概要
◆ 計画名-小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設建設工事
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区港島南町(新こども病院南側隣接地)
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-約3,050㎡
◆ 延床面積-約5,700㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-診療所(陽子線治療施設)、 治療室(2室2ガントリー)
◆ 建築主-兵庫県
◆ 設計者-(粒子線治療装置)三菱電機、(建物)戸田建設
◆ 監理者-兵庫県、戸田建設
◆ 施工者-(粒子線治療装置)三菱電機、(建物)戸田建設
◆ 着工-2015年10月15日(起工式)
◆ 竣工-2017年08月30日予定(労災保険関係成立票より)
◆ 開院-2017年度下期予定
◆ 予算額-約95億円(建設費等約34億円、粒子線治療装置製作費約44億円、医療機器・情報システム整備費・用地費等約17億円)
「イメージパース」です。
「各階構成図」です。
「兵庫県立こども病院」の南側に建設中です。
建設現場を南西側から見た様子です。
建設現場を南側から見た様子です。
建設現場を南東側から見た様子です。
建設現場を東側から見た様子です。
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