神戸医療産業都市 「iPS細胞」を活用した網膜再生治療などを行う「(仮称)神戸アイセンター新築工事」 2016年11月4日の建設状況
-(仮称)神戸アイセンター新築工事-
2014年9月12日に、「理化学研究所」の高橋政代プロジェクトリーダーらと「先端医療振興財団」による「iPS細胞」を使った世界初の臨床研究として目の難病患者に手術を実施して成功しました。
神戸市では、国家戦略特区プロジェクトとして、「iPS細胞」を用いた網膜再生をはじめとする再生医療等の迅速な実用化を図るため、基礎研究から臨床応用、リハビリまでをトータルで対応する「(仮称)神戸アイセンター」の建設を進めています。
引用資料 先端医療センター病院(PDF)
再生医療とロービジョンケア:神戸アイセンター計画
建設場所は、「先端医療センター病院」と「神戸市立医療センター中央市民病院」の間で、2つの病院と通路で接続し、ポートライナー「医療センター駅」から2階まで通路で直結します。
2階は「眼科病院受付、視覚障害者の生活訓練施設」、3階は「病院外来」、4階は「病棟、手術室」、5階・6階は「研究所、細胞培養施設など」を想定しています。
研究所は「理化学研究所」、眼科病院(30床)は「先端医療振興財団」が運営します。「先端医療センター病院」と「中央市民病院」の眼科診療機能を新眼科病院に集約すします。
(仮称)神戸アイセンター新築工事の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区港島南町二丁目1番
◆
階数-地上7階
◆ 敷地面積-約2,000㎡
◆ 建築面積-1,576.66㎡
◆ 延床面積-8,787.66㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制震構造、部分床免震
◆
用途-2階(眼科病院受付、視覚障害者の生活訓練施設)、3階(病院外来)、4階(病棟、手術室)、5階・6階(研究所、細胞培養施設など)
◆ 建築主-神戸都市振興サービス(株)
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-明和・関建特定建設工事共同企業体(明和工務店、関西建設工業JV)
◆
着工-2016年09月07日
◆ 竣工-2017年10月17日予定(労災保険関係成立票より)
◆ 事業費-35億7000万円(税抜)
「(仮称)神戸アイセンター新築工事」の建設現場を東側から見た様子です。
「オールケーシング掘削機」です。「地中障害物」を撤去していると思われます。でも「ポートアイランド(第2期)」は埋立地なので、「地中障害物」があるんですかね?
「(仮称)神戸アイセンター新築工事」の建設現場を北東側から見た様子です。正面に「アースドリル掘削機」が見えます。
「ポートアイランド(第2期)」の建物は、基礎に「PHC杭」などの「既製コンクリート杭」を使用したビルが多いですが、このビルの基礎は「場所打ちコンクリート杭」となります。
「トレミー管」を吊り上げています。このタイプの「アースドリル掘削機」は、クローラークレーンとしても使用出来ます。
「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。
敷地の奥で「鉄筋かご」を組んでいます。
地上から見た様子です。写真左奥がポートライナーの「医療センター駅」ですが、通路で2階に直結します。
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