大丸心斎橋店本館建替計画 建築計画のお知らせ & 「大丸心斎橋店本館等解体工事」の2016年11月29日の状況
-大丸心斎橋店本館建替計画-
「J.フロント リテイリング」は、「大丸心斎橋店(本館、北館、南館)」を中心とする心斎橋地区再開発計画を進めています。「本館」は、2015年12月30日(水)で営業を終了しています。
現在は「大丸心斎橋店本館等解体工事」が行われています。アメリカ出身の建築家「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」の代表作の一つで、アールデコやネオ・ゴシック様式を織り交ぜた「大正モダン建築」として知られている「大丸心斎橋店本館」の外観はもう見られません。
● 2017年1月1日着工!
久しぶりに現地に行ってみると「建築計画のお知らせ」が掲示されていました。「建築計画のお知らせ」によると2017年1月1日に着工するようです。
新たに誕生する本館は、地上11階、塔屋1階、地下3階、高さ59.97m、延床面積66,122.79㎡(現本館約49,000㎡)、売場面積約40,000㎡(現本館約31,000㎡)となります。
引用資料 J.フロント リテイリング(PDF:2015/10/30)
大丸心斎橋店本館建替え計画の概要に関するお知らせ
本館・北館は、大宝寺通りの上空で接続、一体化させ、回遊性の向上をはかります。御堂筋側の外壁を保存するとともに、新築される高層部はセットバックさせ、保存外壁と景観的調和をはかります。
大丸心斎橋店本館建替計画の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区心斎橋筋一丁目1番ほか20筆(地名地番)
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-59.97m(申請以外82.50m)
◆ 敷地面積-10,755.72㎡(施設全体)
◆ 建築面積-9,720.15㎡(施設全体)、5,530.00㎡(本館)
◆ 延床面積-124,600.26㎡(施設全体)、66,122.79㎡(本館)
◆ 容積対象面積-120,813.17㎡(施設全体)、63,979.38㎡(本館)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-百貨店
◆ 建築主-大丸松坂屋百貨店
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2016年02月15日~2016年12月31日予定
◆ 着工-2017年01月01日予定
◆ 竣工-2019年08月31日予定
◆ 開業-2019年秋予定
◆ 投資額-約380億円(本館建築工事、本館内装工事)
南西側から見た様子です。解体工事の工事名は「大丸心斎橋店本館等解体工事」で、設計者・監理者は「日建設計」、施工者は「竹中工務店」となっています。
北西側から見た様子です。
北側壁面です。
解体工事の様子です。まだまだ地上躯体がかなり残っており、2017年1月1日の着工に間に合うのかな? という感じです。
北東側から見た様子です。
「大丸心斎橋店本館建替計画」の建築計画のお知らせです。
「立面図」です。
新たに誕生する「本館」は、既存の「北館」に完全に階高を合わせている事が分かります。御堂筋側の保存外壁は単なる外壁で、窓の位置を見ると建物本体と階高が一致していない事が分かります。
「配置図」です。
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