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2017年1月18日 (水)

国土交通省発表 2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値) 「博多港」が2年連続でダントツ1位!

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-インバウンド観光-
 昨日(1月17日)、インバウンド観光に関する重要な2つの統計発表がありました。1つ目が「日本政府観光局(JNTO)」からの2016年訪日外客数、2つ目が「国土交通省」からの2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績です。

 「日本政府観光局(JNTO)」から、2016年12月の訪日外客数の発表がありました。前年同月比15.6%増の205万1千人、12月として過去最高となりました。
 2016年の訪日外客数は前年比21.8%増の2,403万9千人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、最多の訪日者数となりました。なんとか2,400万人を突破しました!

● 2016年のクルーズ船の寄港実績(速報値)
 「国土交通省」から「2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値)」の発表がありました。前年比38.8%増の2,018回(外国船社1,444回、日本船社574回)となり、過去最高を記録しました。

 引用資料 国土交通省(2017/01/17)
 2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値) 

 福岡市のインバウンド観光は、「大型クルーズ船」でやって来ます。博多港のクルーズ船寄港回数(国内航路を含む)は、2013年は38回、2014年は115回、2015年は259回、2016年328回と急増しています。2位に圧倒的な差をつけてダントツで日本一です。

 クルーズ船の寄港回数が多いのは「横浜港、神戸港」のイメージがありますが、それは日本船社が運航するクルーズ船で、外国船社が運航するクルーズ船の場合は状況が一変します。
 「博多港、長崎港、那覇港、石垣港、平良港」などの九州・沖縄の港湾が上位を独占しています。沖縄県は、沖縄本島の「那覇港」、石垣島の「石垣港」、宮古島の「平良港」の3港がベスト10に入っています。

 外国船社が運航するクルーズ船は、需要が圧倒的に多い中国を母港として、中国→台湾→沖縄→九州→韓国→中国(またはその逆)の東シナ海を運航するルートが主力となっています。そのため「神戸港」や「横浜港」まであまり足を延ばしません。


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国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数
 2016年(1月~12月)、外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の328回(前年259回)、2位は「長崎港」の197回(前年131回)、3位は「那覇港」の193回(前年115回)です。


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外国船社が運航するクルーズ船の寄港回数

 2016年(1月~12月)、外国船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の312回(前年245回)、2位は「長崎港」の190回(前年128回)、3位は「那覇港」の183回(前年105回)です。


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博多港国際ターミナル

 博多港の「中央ふ頭」にはクルーズ船の一大寄港地となった「博多港国際ターミナル 」があります。博多港はクルーズ船の寄港回数がダントツ日本一です。



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