国土交通省発表 2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値) 「博多港」が2年連続でダントツ1位!
-インバウンド観光-
昨日(1月17日)、インバウンド観光に関する重要な2つの統計発表がありました。1つ目が「日本政府観光局(JNTO)」からの2016年訪日外客数、2つ目が「国土交通省」からの2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績です。
「日本政府観光局(JNTO)」から、2016年12月の訪日外客数の発表がありました。前年同月比15.6%増の205万1千人、12月として過去最高となりました。
2016年の訪日外客数は前年比21.8%増の2,403万9千人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、最多の訪日者数となりました。なんとか2,400万人を突破しました!
● 2016年のクルーズ船の寄港実績(速報値)
「国土交通省」から「2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値)」の発表がありました。前年比38.8%増の2,018回(外国船社1,444回、日本船社574回)となり、過去最高を記録しました。
引用資料 国土交通省(2017/01/17)
2016年の訪日クルーズ旅客数とクルーズ船の寄港実績(速報値)
福岡市のインバウンド観光は、「大型クルーズ船」でやって来ます。博多港のクルーズ船寄港回数(国内航路を含む)は、2013年は38回、2014年は115回、2015年は259回、2016年328回と急増しています。2位に圧倒的な差をつけてダントツで日本一です。
クルーズ船の寄港回数が多いのは「横浜港、神戸港」のイメージがありますが、それは日本船社が運航するクルーズ船で、外国船社が運航するクルーズ船の場合は状況が一変します。
「博多港、長崎港、那覇港、石垣港、平良港」などの九州・沖縄の港湾が上位を独占しています。沖縄県は、沖縄本島の「那覇港」、石垣島の「石垣港」、宮古島の「平良港」の3港がベスト10に入っています。
外国船社が運航するクルーズ船は、需要が圧倒的に多い中国を母港として、中国→台湾→沖縄→九州→韓国→中国(またはその逆)の東シナ海を運航するルートが主力となっています。そのため「神戸港」や「横浜港」まであまり足を延ばしません。
外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の寄港回数
2016年(1月~12月)、外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の328回(前年259回)、2位は「長崎港」の197回(前年131回)、3位は「那覇港」の193回(前年115回)です。
外国船社が運航するクルーズ船の寄港回数
2016年(1月~12月)、外国船社が運航するクルーズ船の国内港湾への寄港回数の港湾別ランキングです。1位は「博多港」の312回(前年245回)、2位は「長崎港」の190回(前年128回)、3位は「那覇港」の183回(前年105回)です。
博多港国際ターミナル
博多港の「中央ふ頭」にはクルーズ船の一大寄港地となった「博多港国際ターミナル 」があります。博多港はクルーズ船の寄港回数がダントツ日本一です。
| 固定リンク
« 梅田1丁目1番地計画ビル(仮称) 改正都市再生特別措置法で認められた道路上空部分の建築工事に着手! | トップページ | 名古屋市 地上17階、高さ約90mの「グローバルゲート 大和ハウス名古屋ビル」 2017年1月6日の建設状況 »
「81 福岡県」カテゴリの記事
- 「福岡市」が「九州大学」と連携して次世代の研究開発拠点の形成 いとLab+(いと・らぼ・ぷらす) 2023年4月8日に開業!(2023.03.18)
- 福岡市 交通至便の呉服町エリアにハイスペックオフィスビルが誕生 「博多FDビジネスセンター」が竣工!(2023.03.16)
- 天神ビッグバン 「水鏡天満宮」を那珂川沿い移設して街区を一体的な再開発「天神⼀丁⽬15・16番街区」 建物規模は延床面積約119,000㎡!(2023.03.09)
- 「北九州空港」の滑走路長を2,500mから3,000mに延長 国土交通省が、滑走路を延長する計画の事業化に向け最終調整!(2023.03.03)
- 旧大名小学校跡地活用事業 地上25階、高さ約111mの「ザ・リッツ・カールトン福岡」 2023年6月21日に開業決定!(2023.03.01)