広島駅改良工事 広島橋上駅新築他工事(南北自由通路&橋上駅舎) 見違えるように綺麗になりつつあるJR広島駅!
-広島橋上駅新築他工事-
「JR広島駅」は、1日800本近い列車が発着し、14万人を超える乗降客が利用する巨大ターミナルです。広島駅周辺では多くの工事が同時進行しています。
「広島橋上駅新築他工事」は、「自由通路新設工事(延長180m、幅15m)、橋上駅舎新設工事、既存跨線橋撤去工事、新幹線高架下改修工事」等が含まれます。2018年6月の完成を目指しています。
工事の進行に伴い、新跨線橋を2014年11月2日(日)始発列車より供用開始しました。新跨線橋の供用開始後に、現在の「跨線橋」を撤去して広島駅を橋上駅舎化します。橋上駅舎には延長180m、幅15mの南北自由通路が併設されます。
更に、南北自由通路の東側のホーム上も橋上化して大規模なエキナカ商業施設を設置する予定です。乗り換え通路、店舗などからなるコンコースと自由通路を合わせると、南北100m×東西150mに及び、JR西日本管内ではフロア面積が最大の橋上化工事となります。
● 大林組・プロジェクト最前線
駅の工事は、列車を運行させながら行うのでどこも難工事になりますが、JR広島駅の工事もかなりの難工事で、大林組の「プロジェクト最前線」を見ると工事の難しさがよく分かります。
引用資料 大林組・プロジェクト最前線(2016/11/22)
JR広島橋上駅新築他工事、広島二葉の里地区新幹線口中央ペデストリアンデッキ設備その他工事等
「計画平面図(広島駅自由通路完成時)」です。
引用資料 JR西日本・プレスリリース(2014/09/05)
JR広島駅構内の新跨線橋(こせんきょう)の供用開始について
これが広島駅の在来線ホーム?
これが広島駅の在来線ホーム? ちょっちょ前までのJR広島駅の在来線ホームを知っている方は驚かれると思います。京阪神地区の中の最新の駅と何ら変わりがありません。
最新の「227系電車」、最新の「発車標」、美装化された天井と床、etc、変われば変わるものです。本当にビックリです!
最新の「227系電車」が大量投入されて、JR広島駅ではごく普通に見られるようになりました。
ホーム床もこのように美装化されてピカピカです。
エスカレーター下の「地下連絡通路」への階段もピカピカです。
「地下連絡通路」です。「地下連絡通路」は美装化されるのでしょうか?
巨大な橋上駅舎を支える柱です。この柱の基礎は「場所打ちコンクリート拡底杭」ですが、工法に秘密があります。
e-コラム工法で杭防護壁を構築
鉄道軌道への影響を最小限に抑えるため線路近接箇所では、地盤改良のエリアを最小限に抑え、薬液注入が不要な地盤改良工法「e-コラム工法」を使用しました。
小型の重機で作業でき、柱状の地盤改良体を連続して並べ、リング状の杭防護壁を構築する大林組独自技術となります。
引用資料 大林組・プロジェクト最前線(2016/11/22)
JR広島橋上駅新築他工事、広島二葉の里地区新幹線口中央ペデストリアンデッキ設備その他工事等
工事中の「南北自由通路」と「エキナカ商業施設」の部分です。橋上化される南端部分は、「2番のりば」上空までとなっています。将来的に駅ビルが建て替えられる予定なので、新駅ビルと干渉しないためです。
南側の「1番のりば」も大規模に工事が行われています。
東側の「地下連絡通路」への階段が供用開始されました。
「地下連絡通路」への階段です。
「新跨線橋」から見た「南北自由通路」と「ひろしま駅ビルASSE(アッセ)」との接続部分です。
「新跨線橋」側のこの部分に「新改札口」が設けられ「南北自由通路」側に出る事が出来るようになります。
東側(7番のりば)から見た建設中の「橋上駅舎」です。
「7番のりば」から見た建設中の「橋上駅舎」の東端部分です。
東側(8番のりば)から見た建設中の「橋上駅舎」です。
北側部分も本格的に鉄骨建方が行われています。
一部鉄骨が「山陽新幹線」の屋上の高さを越えて伸びています。
「橋上駅舎」の東端部分は、8番のりば(切欠き)西端の少し手前まで伸びています。北側部分は更に東側まで伸びています。
建設中の「橋上駅舎」の下です。一部で25mの「長大スパン」を採用しているそうです。
● 工事は終電から始発までの時間
営業線の直上工事では、列車が通過しない終電から始発までの時間で工事を行いました。広島駅はその間も一日20本近い「貨物列車」が通過するため、さらに細かい時間管理が必要となったそうです。
列車接近3分前から一切の作業を停止すること、さらに必要なボルト数の3分の1以上を固定することなど、厳しい条件があったそうです。
「9番線」の北側の工事の様子です。この部分は何に使用されるのでしょうか?
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