うめきた2期区域基盤整備 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 北3工区・北2工区 2017/年1月13日の建設状況
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う東海道線支線の「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事(約2,400m)」が、2016年10月28日に全工区で着工しました。総事業費は約690億円で、新駅の開業は2023年3月を予定しています。
各工区の施工者
◆ 北1工区-奥村組・鉄建建設JV
◆ 北2工区-錢高組・西松建設JV、
◆ 北3工区-鴻池組・前田建設工業JV
◆ 駅部工区-大鉄工業・清水建設JV
◆ 南1工区-大林組・淺沼組JV
◆ 南2工区-大成建設・大鉄工業JV
「うめきた2期区域 基盤整備概要」です。
引用資料 大阪市・公式HP(2015/11/04) 詳細はPDF
第7回大阪駅周辺地域部会を開催しました
区間別の構造概要と工事の進め方
「区間別の構造概要と工事の進め方」です。工事延長約2,400m(トンネル延長約1,680m)で、事業費は地下化事業が約540億円、新駅設置事業が約150億円となっています。
● 島式2面4線の地下駅
新駅設置事業は、「JR西日本」が主体となり延長は約830mです。島式2面4線の地下駅となります。特急「はるか」や「くろしお」が停車するので、関西国際空港や和歌山方面が格段に便利になります
大阪市が事業主体となって行う地下化(連続立体交差事業)の工事延長は、北区豊崎六丁目から福島区福島七丁目に至る約2,400mで、途中、ボトルネック踏切1ヶ所(西梅田1番踏切)の除却や既設交差道路の改良(2ヶカ所)などにより、踏切事故の解消や道路交通の円滑化、市街地の分断解消をが図られます。
北3工区
「北3工区」の南側です。「北3工区」は、「鴻池組・前田建設工業JV」の施工により行われます。
「三点式パイルドライバ」で「土留め壁」の構築を行っています。
SMW工法
「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」により「土留め壁」の構築を行っています。地中に挿入した「アースオーガ」で、土(Soil)とセメントスラリーを原位置で混合・攪拌(Mixing)し、地中連続壁を構築する工法です。
泥土の処理
泥土の処理の様子が非常によく分かります。「土留め壁」の構築時に「セメントミルク」を注入するので泥土があふれ出ます。
あふれ出た泥土を「油圧ショベル」ですくって土砂で囲った池に貯めて固化します。固化した泥土は適切に処分されます。
「土留め壁」の芯材となる「H形鋼」と「セメントミルクプラント」です。
何工区か分かりませんが、「シートパイル(鋼矢板)」で「土留め壁」の構築を行っています。
「土留め壁」が更に東側に伸びてきました。仮設の地下通路を構築して地下道を移設するのでしょうか?
「北3工区」の北側です。この部分はまだ工事が始まっていません。
北2工区
「北2工区」です。先行着手工区(約310m)の「北2工区」は、「錢高組・西松建設JV」の施工により行われています。
北側部分です。内部では工事が順調に行われています。
南側部分です。完全に埋め戻されたままの状態です。
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