北大阪健康医療都市(愛称:健都) 大規模に行われている「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」 2017年1月4日の建設状況
-北大阪健康医療都市 愛称:健都(けんと)-
旧国鉄吹田操車場跡地は、新たな都市拠点へ土地利用の転換を図るため、都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備を土地区画整理事業により進めています。
「国立循環器病研究センター」や「市立吹田市民病院」の移転建て替えを控え、「国立循環器病研究センター」を中心とする医療クラスターの形成に向け、基盤整備などに取り組んでいます。
こうした経緯等を踏まえ、この地区の名称を日本語表記「北大阪健康医療都市」、英語表記「Northern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT)」、愛称「健都(けんと)」に決定しています。
● 国立循環器病研究センター移転建替整備事業
「国立循環器病研究センター」は、名称のとおり循環器を専門とする日本最先端の医療機関です。
医療技術は非常に高く、循環器に関しては「大阪大学医学部附属病院」と共に日本の双璧を成しています。そのため日本国内のみならず、海外からも患者が訪れます。
「国立循環器病研究センター」は、建物の老朽化のほか、施設増設で敷地が手狭になったため移転します。
引用資料 国立循環器病研究センター(PDF:2015/03/19)
国立循環器病研究センター移転建替整備事業基本設計書(概要版)
「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」の落札者は「竹中工務店グループ」に決定しています。落札価格は、571億3200万円(税込み)です。
デザインビルド方式(実施設計・施工一括発注方式)であるため、実施設計業務、建設工事及び医療機器等の調達及びその関連業務が含まれています。
2016年8月9日に、「安全祈願祭」が行われました。その後、8月20日に本体工事に着工しました。現在は本格的に工事が行われています。
国立循環器病研究センター移転建替整備事業の概要
◆ 所在地-北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域5街区1画地
◆ 交通-JR「岸辺」駅自由通路(約100m)で直結
◆ 階数-地上10階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-54.150m
◆ 敷地面積-30,585.17㎡
◆ 建築面積-19,019.21㎡
◆ 延床面積-128,891.34㎡
◆
構造-鉄骨コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造
◆
用途-病院、研究所、駐車場
◆ 病床数-550床
◆ 建築主-独立行政法人国立循環器病研究センター
◆ 設計者-(実施設計)竹中工務店、日本設計
◆ 監理者-佐藤総合計画
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2016年08月09日(安全祈願祭)、2016年08月20日(着工)
◆ 竣工-2019年03月31日予定
◆ 供用開始-2019年度予定
◆ 落札価格-571億3200万円(税込み)
「外観イメージ(エントランス側)」です。
「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」の位置図です。JR岸辺駅の橋上駅舎と南北自由通路から直結する交通至便な場所に建設されます。
南西側に飛び出た部分です。
本格的に工事が行われています。
深く掘削しています。
「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」により構築された「山留め壁」です。「アースアンカー」で山留め壁を支えています。
地下2階あるのでかなり深く掘削しています。「国立循環器病研究センター」の移転ブログを見ると「場所打ちコンクリート杭」を構築した様子は無いので、この現場の基礎工法は「直接基礎」のようです。
国立循環器病研究センター → 移転ブログ
「三点式パイルドライバ」です。「山留め壁」の構築は終わっているので何の工事をしているのでしょうか?
スロープです。
更に北東側です。
北側から見た様子です。
「国立循環器病研究センター」の建築計画のお知らせです。
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