福岡市 航空法の高さ制限を緩和 天神ビッグバン第1弾 延床面積約60,250㎡の「天神ビジネスセンタープロジェクト」が本格始動!
-天神ビジネスセンタープロジェクト-
「福岡市」の天神ビッグバン第1弾として、天神1丁⽬南ブロックに「福岡地所」による「天神ビジネスセンタープロジェクト」が、本格始動します。デザイン性や耐震性にも力を入れており、天神地区における開発を牽引するプロジェクトとして期待されています。
引用資料 福岡市(PDF:2017/01/04)
『天神ビッグバン第⼀号』が本格始動します!
「明治通り地区」では、福岡市が国家戦略特区の制度を活用して2014年11月に、「航空法」に基づくビルの高さ制限を従来の67mから76mに緩和しています。
さらに、2016年9月に、「福岡地所」の再開発予定地を含めた区画について、ビルを建て替える際の容積率を大幅に緩和する都市計画を決定しています。
「福岡地所」は、福岡市に本社に置くデベロッパーです。福岡県以外の方はあまり聞かないかも知れませんが、「キャナルシティ博多」などをを所有・運営している会社と言えばイメージが湧くと思います。
天神ビジネスセンタープロジェクトの概要
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神一丁目
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約76m
◆ 敷地面積-約3,900㎡
◆ 建築面積-約3,400㎡
◆ 延床面積-約60,250㎡(容積対象外床⾯積含む)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐⾞場等
◆ 建築主-福岡地所
◆ 設計者-(基本設計)⽇本設計、(実施設計)前⽥建設⼯業
◆ 建築デザイン-重松象平/OMA
◆ 施工者-前⽥建設⼯業
◆ 着工-2017年度予定
◆ 竣工-2020年度予定
なかなか斬新なデザインです。
「天神ビジネスセンタープロジェクト」の建設予定地です。明治通り地区の「天神セントラルプレイス、福岡日興ビル、西日本ビル、因幡ビル」の計4棟を取得、「福神ビル」は用地を賃借しています。敷地面積は約3,900㎡です。
“天神ビッグバン”の主なプロジェクト
「福岡市」では、老朽化した民間ビルなどが多く集まる天神地区において、国家戦略特区による規制緩和等を活用し新たな空間と雇用を生み出す「天神ビッグバン」を進めています。
引用資料 → 福岡市「天神ビッグバン」始動!
その一環として、魅力あるデザイン性に優れたビルにインセンティブを付与する「天神BBB(ビッグバンボーナス)」を創設しています。
これにより、天神地区におけるインテリジェントビル(スマートビル)への建替えを一層促進し、高質なオフィス・商業空間と都市景観の創出を図るとともに、憩いと賑わいのある、新たな天神のまちづくりを加速させます。
「天神BBB(ビッグバンボーナス)」により、2024年までの10年間で30棟の民間ビルの建替えを誘導し、新たな空間と雇用を創出します。
今の「福岡市長」は本当にやり手ですね! 博多駅前2丁目交差点付近における道路陥没事故の復旧でもその剛腕ぶりを全国にとどろかせました。
市長のやり方にはいろいろ批判もあると思いますが、今の福岡市の躍進は市長が前面に出るトップダウン型の市政運営が大きいと思います。
一向に三ノ宮駅周辺の再開発が前に進まない我が兵庫県の県都である神戸市も少しは見習って欲しいです。いまの神戸市は「笛吹けども踊らず」状態です。最近は取材するネタも枯渇してきました・・・
| 固定リンク
« 北大阪健康医療都市(愛称:健都) 大規模に行われている「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」 2017年1月4日の建設状況 | トップページ | JR京都線 かなり姿が見えてきた「茨木駅 リニューアル工事」 2017年1月4日の建設状況 »
「81 福岡県」カテゴリの記事
- 福岡「天神」地区に新たなランドマークとなる複合施設 地上19階、高さ約92mの「ヒューリックスクエア福岡天神」 2025年1月31日に開業!(2024.12.15)
- アメリカの「APL」 福岡県糸島市に「九州最大級」のデータセンター 投資額は3,000億円超 2025年春に着工、2029年以降に順次稼働!(2024.12.09)
- 関門海峡をまたぐ2本目の橋「第二関門橋計画」 支間長1km超の「下関北九州道路」 「明石海峡大橋」以来のビッグプロジェクト!(2024.07.17)
- 天神ビッグバン 「イムズ」の建て替え 地上21階、高さ約91mの「(仮称)天神1-7計画」 2024年5月15日に新築工事に着手!(2024.05.20)
- 九州大学箱崎キャンパス跡地の約28.5ha 「九州大学箱崎キャンパス跡地地区土地利用事業者募集」の優先交渉権者を住友商事グループに決定!(2024.04.20)