京都駅八条口駅前広場整備事業グランドオープン! Part3・供用開始された「サンクンガーデン」
-京都駅南口駅前広場整備事業-
空港も港もない京都市にとっては、「京都駅」が玄関口であり、大きな期待を持って京都を訪れる多くの観光客等を最初に迎える場所となります。
京都駅の北側には非常に立派な駅ビルがあり、京都の顔となっています。しかし、南口は整備が遅れ、顔となる施設もありません。
そこで京都市は、公共交通機関の乗継利便性の向上や、歩行空間の創出を図り、より一層、使いやすく、人にやさしい駅前広場となるよう具体的な検討を進め「京都駅南口駅前広場整備事業」を本格始動させました。
● 京都駅八条口駅前広場整備事業グランドオープン!
2016年3月28日に、京都駅八条口駅前広場の拠点広場、送迎ゾーン、烏丸通以西のバス停などが完成し、プレオープン式典を開催しました。
2016年12月15日には、「京都駅南口駅前広場整備事業」全体がグランドオープンしました。八条通南側の商業施設「アバンティ」前にできた貸切りバスの乗降場や団体向けの待合スペースなどの運用が始まり、グランドオープン式典が開催されました。
京都駅南口駅前広場整備事業の概要
◆ 事業区間-南区西九条池ノ内町~南区東九条西山王町
◆ 延長・幅員-L=850m、W=36~74m
◆ 事業の経過と予定
2009年06月-京都駅南口駅前広場施設再配置研究会設立
2011年03月-京都駅南口駅前広場整備計画策定
2013年05月-都市計画変更
2013年07月-事業認可取得
2014年06月-機械式地下駐輪場工事着工
2014年11月-駅前広場整備工事着工
2016年03月-駅正面の拠点広場(デッキ)プレオープン
2016年12月-駅前広場整備工事グランドオープン
◆ 事業費-約45.6億円
「京都駅八条口駅前広場整備の詳細図」です。
引用資料 京都市情報館(2016/11/17)
京都駅八条口駅前広場整備事業の完成について 門川市長記者会見
再整備された「サンクンガーデン(アバンティ前:半地下の広場)」を西側から見た様子です。「サンクンガーデン」の頭上には、大きな屋根が設けられ、団体が雨にぬれず待合出来ます。
サンクンガーデン(アバンティ前:半地下の広場)
観光バス乗降場に隣接する「サンクンガーデン」は、エスカレーターを新設するとともに、人が憩える大階段を整備することで新たな賑わいを創出しました。
「サンクンガーデン」は、約300人が快適にバスを待てるようになり、修学旅行生等の団体客がバスを待つスペースとしても利用できます。
再整備前の「サンクンガーデン」です。いい感じの広場したが、屋根が無い、バリアフー化されていないなどの問題がありました。
「サンクンガーデン」を下から見た様子です。
階段状のバスを待つスペースが設けられています。
北側は地下通路でJRや地下鉄の京都駅と結ばれています。
南側は、商業施設「アバンティ」の地下1階入口です。
「サンクンガーデン」を北東側から見た様子です。
周囲には、ベンチも設けられています。
周囲は路面タイルで美装化されています。
「サンクンガーデン」の東側には、地下通路と接続する上下各1基の「エスカレーター」が設置されています。
「サンクンガーデン」を北東側から引いて見た様子です。
| 固定リンク
« JR西日本グループ JR京都駅前に2ブランド計900室の新規ホテルを出店! | トップページ | 梅田1丁目1番地計画ビル(仮称) 道路上空部分の建築工事 2017/02/03 遂に道路上空部分が接続! »
「61 京都府」カテゴリの記事
- 京都駅の周辺エリア 京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)の活用に係る公募の実施!(2023.03.12)
- パナソニックホールディングス 「関西文化学術研究都市」にある研究開発拠点を売却 門真市の本社エリアに集約!(2023.02.16)
- 「龍谷大学」と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施 七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生!(2023.01.15)
- JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業 概要・デザインが公開 2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定!(2022.12.18)
- JR向日町駅東口 地上36階、高さ128.5mの「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「大林組・大鉄工業JV」に決定!(2022.12.13)