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2017年4月28日 (金)

「レクサス」の超高級クーペ「LC500/LC500h」がメチャメチャカッコイイ! 月販目標の36倍を受注!

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-レクサスLC500/LC500h-
 
私は貧乏人なので到底買えませんが、高級車に非常に興味があります。車全体のデザインよりも「フロントグリル」の形状に興味があります。私は「フロントグリル」の形状で高級車のデザインの8割が決まると思っています。

 世界の高級車市場は、ドイツの御三家(ジャーマン3)が圧倒的に強いです。2016年の世界新車販売台数は、1位の「メルセデス・ベンツ」が208万3888台(前年比11.3%増)、2位の「BMW」が200万3359台(前年比5.2%増)、3位の「アウディ」が187万1350台(前年比3.8%増)となっています。

 4位が「レクサス」の67万7615台(前年比4%増)で、ドイツの御三家には3倍前後の差をつけられています。67万7615台の内訳は、35万4813台が北米、11万0239台が中国(香港含む)、7万4316台が欧州、5万2149台が日本となっています。

 高級車は、高級ブランド品と同じで長い歴史と伝統が息づくブランドの重みが重要です。20世紀初頭に誕生した「メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ」には、1989年生まれの「レクサス」は歴史ではどうあがいても太刀打ち出来ません。

 歴史では到底かなわないので、ドイツの御三家と戦いには商品力を高める以外に方法がありません。「スピンドルグリル」を採用する前のレクサスは、性能は良かったのですが、デザイン的に個性がありませんでした。

● レクサスLC500/LC500hが大人気
 
レクサスは、新型の超高級クーペ「LC500/LC500h」について、発売から約1ヶ月あたる4月16日時点で、日本国内での月販目標の36倍となる約1800台を受注したと発表しました。

 受注の内訳は、5リットルV8モデルの「LC500」が約1000台、ハイブリッドモデルの「LC500h」が約800台です。価格が「LC500」が1300万円、「LC500h」が1350万円もするので凄い事です。

 「レクサスLC500(LC500h)」の写真を最初に見た時に、私は「これは売れる!」と直感しました。それくらいカッコ良かったです。
 「スピンドルグリル」が非常に馴染んでいます。これぞ究極の「レクサス」という感じです。日本車でこんなにカッコイイ車は久しぶりに見ました。


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名古屋駅前のミッドランスクエアの「レクサスギャラリー」に展示されている「LC500h」です。私はボディカラーは赤が一番カッコイイ!と思っているので赤を期待していましたが、黒が展示されていました。


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正面から見た様子です。


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スピンドルグリル
 レクサスの象徴である「スピンドルグリル」です。一目でレクサスと認識されるように全種共通のアイコンを導入することを決め、2012年から採用されました。

 私は、最初に見た時「なんじゃこれは! この形状では全種共通のデザインは無理!」と思いました。トヨタも最初は自信が無かったのか? 「同じデザインは制約ができ、自由度が狭まる」との理由から、スピンドルグリルには捕らわれないようにするという公式発表を行った事もありました。

 しかし、トヨタは見事に「スピンドルグリル」を克服しました。「スピンドルグリル」に目が慣れた事もあると思いますが、何よりもトヨタが造り慣れた事が一番大きいと思います。
 最初の頃は無理矢理「スピンドルグリル」にしているようなデザインでしたが、最近の車は「スピンドルグリル」を前提として最初からデザインしているので非常に馴染んでいます。

 今やレクサスと言えば「スピンドルグリル」です。個性が非常に強いので、好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、万人に好かれるデザインなんて不可能です。ドイツの御三家と戦うには強烈な個性が必要です。


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目から涙が流れているように見えるので「泣き顔レクサス」とも呼ばれています。


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横から見た様子です。


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後ろから見た様子です。


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日本国内で展開開始した2005年頃の「レクサス」です。良く言えば無難、悪く言えば何の特徴も無いフロントグリルでした。


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メルセデス・ベンツのフロントグリル
 
「メルセデス・ベンツ」のフロントグリルは、特に名称は無いようです。非常に落ち着いたデザインになっています。メルセデス・ベンツには世界最強のエンブレム「スリーポインテッド・スター」があります。

 メルセデス・ベンツの「スリーポインテッド・スター」がこれぞベンツという強烈な個性です。1909年に商標申請され、以来変わることなく使用されています。
 「スリーポインテッド・スター」は、写真のようにフロントグリルの中央に配置したタイプとボンネット上に立てたタイプがあります。


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キドニーグリル(BMW)
 BMWは、1933年から「キドニーグリル」を採用しています。2つに並んだフロントグリルが「キドニー(腎臓)」のように見えることに由来しています。遠くから見ても一目で「BMW」だと分かる素晴らしいアイコンです。


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シングルフレームグリル(アウディ)

 「アウディ」は、2000年代から逆台形の上部左右両端を切り落とした六角形の「シングルフレームグリル」を採用しています。
 私は、最初に見た時「なんじゃこれは! アウディやっちまったな・・・」と思いましたが、どんどんデザインが洗練されてきて今はめちゃめちゃチャカッコイイ!です。

 「アウディ」は「フォルクスワーゲングループ」です。フォルクスワーゲングループの最大の強みは、グループに高級車メーカーの「ポルシェ」と「アウディ」がある事です。


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ダブルアーチグリル(インフィニティ)

 「インフィニティ (INFINITI)」 は、「日産自動車」が1989年から日本国外で展開している高級車ブランドです。日本国内でも一部の高級車のフロントグリルに「インフィニティエンブレム」を採用しています。

 「ダブルアーチグリル」は、落ち着いたいいデザインだと思いますが、ドイツの御三家と戦うにはインパクトが弱すぎると思います。


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ダイヤモンドペンタゴングリル(アキュラ)

 「アキュラ(Acura)」は、「本田技研工業」が1986年から日本国外で展開している高級車ブランドです。日本国内では「アキュラブランド」を導入していません。

 「アキュラ」は2016年1月に「デトロイトモーターショー」で、次世代アキュラのデザインコンセプトとなる「プレシジョン コンセプト」を世界初公開しました。「ダイヤモンドペンタゴングリル」を採用しています。

 写真引用 Car Watch(2016/01/12)
 NSXと並び立つハイエンドセダン、次世代デザインを示すアキュラ「プレシジョン コンセプト」世界初公開 

 今後のモデルには、「ダイヤモンドペンタゴングリル」が採用されると思われます。好き嫌いが分かれると思いますが、強烈なインパクトがあります。今までの「アキュラ」のフロントグリルはデザイン的にイマイチでした。



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