健都イノベーションパーク 「ニプロ」が研究開発管理本部などを建設 & 「国立健康・栄養研究所」が東京都新宿区から全面移転
-北大阪健康医療都市 愛称:健都(けんと)-
旧国鉄吹田操車場跡地は、新たな都市拠点へ土地利用の転換を図るため、都市計画道路や公園・緑地、ライフラインの整備を土地区画整理事業により進めています。
「国立循環器病研究センター」や「市立吹田市民病院」の移転を控え、「国立循環器病研究センター」を中心とする医療クラスターの形成に向け、基盤整備などに取り組んでいます。
こうした経緯等を踏まえ、この地区の名称を日本語表記「北大阪健康医療都市」、英語表記「Northern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT)」、愛称「健都(けんと)」に決定しています。
● ニプロが研究開発管理本部などを建設
「ニプロ」は、国立研究開発法人国立循環器病研究センターを中心とした国際級の複合医療産業拠点(クラスター)の形成を図るべく、吹田市が進出事業者を公募していた「北大阪健康医療都市(通称「健都」)イノベーションパーク利用事業」の優先交渉権者に指定されました。
引用資料 吹田市・公式HP(2017/03/22)
吹田市健都イノベーションパーク利用事業の選定結果
「ニプロ」は敷地面積約15,836㎡に、延床面積約27,000㎡の「研究開発管理本部」と延床面積約7,000㎡の「オープンイノベーション推進施設」を建設します。
健都イノベーションパーク
「健都イノベーションパーク」は、「国立循環器病研究センター」が移転する吹田操車場跡地に隣接する摂津市域の「正雀下水処理場跡地」に整備されます。全体面積約40,000㎡(うち吹田市所有地約34,000㎡)となっています。
「国立循環器病研究センター」を中心として、医療及び健康関連の研究機関や企業等が集積する国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)の形成を図るため、企業や大学の研究機関、サテライトオフィス等の進出用地として位置付けています。
「鳥瞰パース イメージ図」から判断すると「ニプロ」の進出予定地は、敷地の南西側のこの部分だと思われます。
敷地の西端には、「鳥瞰パース イメージ図」にもある南北の道路が整備中です。
国立健康・栄養研究所が東京都新宿区から移転
「国立健康・栄養研究所」は、東京都新宿区戸山から大阪府摂津市に位置する北大阪健康医療都市(愛称:健都)の健都イノベーションパーク内に全部移転します。
医薬基盤・健康・栄養研究所(PDF:2017/03/31)
国立健康・栄養研究所の大阪府への移転に関する方針
移転先の施設は、「健都イノベーションパークに建設される民間賃貸施設とする。」となっています。これがニプロの「オープンイノベーション推進施設」を指すのか、別の施設かは不明ですが、「健都イノベーションパーク」は出だし好調です。
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