御堂筋 「御堂会館」を建て替えホテル主体の高層複合施設を建設 (仮称)御堂会館建替計画 御堂会館 解体工事 2017年4月28日の状況
-(仮称)御堂会館建替計画-
大阪のメインストリートである「御堂筋」の名前の由来ともなった「南御堂」の通称で知られる「真宗大谷派難波別院」は、施設が老朽化した「御堂会館」を、2016年1月をもって閉館しました。
閉館した「御堂会館」は、ホテルを主用途とした複合施設に建て替えられます。建て替え後の用途は、「東急ホテルズ」が運営する、日本初の寺院山門と一体となったホテルに加え、浄土真宗の教えを発信していくための難波別院の総合案内所や多目的会議室等を含む、高層の複合施設となります。
東急ホテルズ プレスリリース(2016/10/26)
「御堂会館」建替着手および「エクセルホテル東急」関西初出店のお知らせ
ホテルは、御堂筋の新たなランドマークに相応しい、関西初の「エクセルホテル東急」として誕生します。境内地の一部(2,589.76㎡)に60年間の定期借地権を設定した上で、積水ハウスグループの「積和不動産関西」が複合施設を建設の上、事業を行います。東京オリンピック前の2019年冬の開業を目指します。
(仮称)御堂会館建替計画の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目68番5(地番)
◆ 土地面積-2,589.76㎡
◆ 賃貸人-真宗大谷派難波別院
◆ 賃借人-積和不動産関西(積水ハウスグループ)
◆ 定期借地権設定期間-60年(2017年10月01日~2077年09月30日まで)
◆ 設計者(建築・設備)-IAO竹田設計
◆ 設計者(構造)-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店(予定)
「御堂会館」を南東側から見た様子です。建て替えられるのは、「南御堂(真宗大谷派難波別院」の御堂筋側の「御堂会館」です。
● (仮称)御堂会館建替計画 御堂会館 解体工事
現在は「(仮称)御堂会館建替計画 御堂会館 解体工事」が、「竹中工務店により行われています。「労災保険関係成立票」によると工期は、2016年7月15日~2017年7月31日(予定)となっています。
「御堂会館」は、解体工事のため閉鎖されています。
南西側から見た様子です。
「本堂」側から見た様子です。
北側の解体工事の様子です。
南側の解体工事の様子です。
「仮囲い」が一部透明のアクリル板になっていたので覗いてみました。
「本堂」に参拝するには、南側の「仮参道」から入ります。
南御堂(真宗大谷派難波別院)の本堂
「南御堂(真宗大谷派難波別院)」は、1945年3月のB-29による「大阪大空襲」で消失してしまいます。「本堂」は再建されたもので、鳳凰が羽を広げたような重層屋根の「鎌倉様式」となっています。
南御堂(真宗大谷派難波別院)の石垣
石垣は、1714年に徳川幕府から寄進された旧大坂城の外堀の石垣を使って、南御堂の敷地の周囲が構築されました。豊臣秀吉の造った旧大坂城の外堀の石垣がいかに巨大かつ精巧であった分かります。
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