昭和初期の百貨店の雰囲気を今に伝えるルネサンス様式の名建築「高島屋東別館」 「サービスアパートメント」への衣替えを検討!
-高島屋東別館-
「高島屋」は、大阪ミナミの「高島屋東別館」を、キッチンや家具を備えつつ掃除などホテル並みのサービスが受けられる「サービスアパートメント」へのリニューアルに向けて検討を進めています。
シンガポールの不動産開発会社であるキャピタランド傘下のアスコット社が運営するサービスレジデンスと契約交渉中のようです。開業は2019年を予定しています。
近くに訪日外国人客に人気の「黒門市場」や「でんでんタウン」があり、ビジネス客だけでなく、観光客の需要も見込むようです。
高島屋からはまだ正式な発表がありませんが、公式ホームページには、 ”高島屋史料館は、改装・資料整理等の為、 現在休館しております。 再開の時期は2019年を予定しております。 詳細につきましては決まり次第、 順次HP等でご案内いたします。” と書いてあります。
● 旧松坂屋大阪店
「高島屋東別館」は、1397年に「旧松坂屋大阪店」として建てられた「ルネサンス様式」の歴史的建造物です。地上7階、地下2階、延床面積約40,000㎡です。戦前は「東洋一の百貨店建築」とも称されていました。
今でこそ大阪のメインストリートは「御堂筋」ですが、「御堂筋」が完成するまでは「堺筋」が大阪のメインストリートでした。「旧:三越大阪店(現:The Kitahama)」も堺筋にありました。
「高島屋東別館」を北西側から見た様子です。私は20年くらい前はこのあたりに職場がありました。北西角は今は「東京チカラめし」になっていますが、その頃は「吉野家」でした。ここで昼食に「牛丼特盛」をよく食べていました(笑)。
外壁を見ても綺麗に保存されている事が分かります。さすが高島屋!
堺筋沿いです。
堺筋沿いの11連アーチが圧巻です。
豪華なルネサンス様式のアーチです。
「高島屋東別館」を南西側から見た様子です。
「高島屋東別館」を北東側から見た様子です。
| 固定リンク
« さしまライブ24地区 供用開始した「ささしまライブ駅-グローバルゲート-愛知大学」を直結する歩行者デッキ | トップページ | 地上30階、高さ約106mの「ブランズタワー・ウェリス心斎橋SOUTH」 2017年4月28日の建設状況 »
「33 大阪市・南部②」カテゴリの記事
- インバウンド人気の大阪の百貨店3店舗 2024年11月度 阪急梅田本店が前年同月比13.8%増、高島屋大阪店が前年同月比9.3%増、大丸心斎橋店が前年同月比8.8%増(2024.12.03)
- 訪日外国人数 2024年10月は331万2000人(推計値)で、単月過去最高を記録 過去最速で累計3,000万人を突破!(2024.11.22)
- 大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線 「南海本線」との分岐・合流部分 当初計画から変更して「高欄嵩上げ」と「フルシェルター設置」(2024.11.19)
- インバウンド人気の大阪の百貨店3店舗 2024年10月度 阪急梅田本店が前年同月比8.0%増、高島屋大阪店が前年同月比3.8%増、大丸心斎橋店が前年同月比6.6%増(2024.11.02)
- 道頓堀 くいだおれ太郎でおなじみの「中座くいだおれビル」が2025年春全館リニューアルオープン 外壁には全長6mの「くいだおれ太郎」の立体造形看板を設置!(2024.10.19)