阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業 Part1:「淡路駅」の崇禅寺駅・柴島駅方面 2017年6月9日の建設状況
-淡路駅(あわじえき)-
「阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業」は、東淀川区の「淡路駅」を中心とした阪急電鉄京都線3.3kmと千里線3.8kmの合計7.1kmを高架化し、17ヶ所の踏切を無くし、都市計画道路などの交差道路を整備するプロジェクトです。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。1997年1月に用地買収に着手し、2008年9月に工事に着工しました。
● 工期が大幅に遅れ事業期間を7年延長
計画では2017年度末に高架切替、2020年度末に事業完了の予定でしたが、工期が大幅に遅れており事業期間を7年延長しています。現時点では2024年度末に高架切替、2027年度末に事業完了に向け工事を進めています。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。
新しい「淡路駅」は、4層構造の島式2面4線の高架駅になる予定です。駅の高さは約30mになります。
現在の「淡路駅」の手書きの配線図です。京都線と千里線の上りと下りが3ヶ所で平面交差する非常に複雑な配線となっています。そのため「淡路駅」に到着する前の電車は信号待ちが頻発します。
改良後の「淡路駅」の手書きの配線図です。下りと(4階)と上り(3階)が立体交差になり「淡路駅」のネックだった頻発する信号待ちは解消されます。
「淡路駅」のホーム南西端から見た様子です。前回の取材が2015年8月1日だったのでほぼ1年10ヶ月ぶりです。事業期間を7年延長して、現時点では2024年度末に高架切替予定です。
現場を見ていると2017年度末に高架切替が出来るなんて誰も思っていなかったので、事業期間を7年延長は何の驚きもありません。進行状況もを見ていると2024年度末の高架切替予定もかなり厳しいと思います。
「連続立体交差事業」はそんなもんです。5年~10年遅れるなんてごく普通です。むしろ計画通りに工事が進行するのが奇跡です。
「淡路駅」の南西側で一番近い高架橋を北東側から見た様子です。
「淡路駅」の南西側で一番近い高架橋を南西側から見た様子です。この現場では珍しい「鉄骨造」の高架橋となっています。
「淡路駅」すぐ南側の「阪急電鉄千里線(写真左側)」と「阪急電鉄京都線(写真右側)」が分岐する部分を北側から見た様子です。
「淡路駅」南西側(崇禅寺駅方)の京都線の高架工事の様子です。
都市計画道路 歌島豊里線(整備中)
「都市計画道路 歌島豊里線」は、淀川以北の地域を東西に連絡し、大阪北の玄関口であるJR新大阪駅にアクセスする幹線道路です。
当該区間の整備により北大阪から都心部を経由せず、東大阪方面へのネットワークが形成されるため、交通の円滑化等が図られます。
「都市計画道路 歌島豊里線」をオーバーパスする「トラス橋」です。「都市計画道路 歌島豊里線」は、計画幅員30mと幅が広いので、「トラス橋」を架設して、オーバーパスします。
「淡路駅」南西側(淡路駅方)の京都線の高架工事の様子です。
「淡路駅」すぐ南側の「阪急電鉄千里線(写真右側)」と「阪急電鉄京都線(写真左側)」が分岐する部分を南側から見た様子です。
「淡路駅」南側(柴島駅方)の千里線の踏切から「淡路駅」方向を見た様子です。
現在の線路の上に高架構造物を構築する「直上施工」で行われています。
「淡路駅」南側(柴島駅方)の千里線の踏切から「柴島駅」方向を見た様子です。
この部分は「仮線施工」で行われています。仮線の上下線の上に高架橋を建設しています。
仮線を頻繁に電車が通過して行きます。
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