阪急電鉄を新大阪駅まで延伸する「阪急新大阪連絡線」 実現する事を願って「阪急新大阪駅」の設置場所を予想して見ました!
-阪急新大阪連絡線-
「阪急新大阪連絡線」は、阪急電鉄の各線と東海道新幹線の新大阪駅を結ぶ路線として計画された鉄道路線です。1961年12月に「淡路駅~新大阪駅~十三駅」間と「新大阪駅~神崎川駅」間の事業免許を取得しました。
用地の確保も進められ、新幹線と交差する部分は立体交差のためのスペースも確保されました。しかし、用地の確保が難航した事もあり計画は進みませんでした。
2003年3月には、用地の確保が進まなかった「淡路駅~新大阪駅」間と「新大阪駅~神崎川駅」間の事業許可を廃止しました。
正に幻の新線計画ですが、動き出す可能性が出てきました。2017年5月23日に、5者(大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄)が、「なにわ筋線」の早期事業化を協力して進めていくことで一致したと発表しました。その中には「なにわ筋連絡線」の構想もありました。
まだまだ夢物語ですが、「なにわ筋連絡線」を更に延伸して、新大阪駅まで到達する可能性が出てきました。都市伝説化していた「なにわ筋線」も動き出したので、新大阪駅までの延伸も全くの夢物語という訳では無いと思います。
なにわ筋連絡線(阪急電鉄)
「なにわ筋線」の整備効果や事業性をより一層高めるため、(仮称)北梅田駅北側で阪急十三方面に分岐する路線(なにわ筋連絡線)について、国と連携しながら整備に向けた調査・検討を進めます。
引用資料 JR西日本(2017/05/23)
なにわ筋線の整備に向けて
「なにわ筋線」への乗り入れには「軌間(レールの間隔)」の問題があります。「なにわ筋線」はJR西日本・南海電気鉄道に合わせて狭軌(1,067mm)です。
「阪急電鉄」は標準軌(1,435mm)です。阪急電鉄は「十三駅」に地下新駅を建設し、うめきた新駅との間に狭軌(1,067mm)の新路線を敷いて「なにわ筋線」に乗り入れる可能性が高いです。
阪急新大阪駅の設置が想定される場所
「阪急新大阪駅」の設置が想定される場所は、「新大阪阪急ビル」の西側です。当初は在来線新大阪駅の上空から新幹線新大阪駅北側あたりを想定していましたが、在来線の新大阪駅構内に残っていた橋脚が撤去されたのと「新大阪阪急ビル」が建設されたため大幅に西側にスライドします。
大阪市営地下鉄新大阪駅の遺構
大阪市営地下鉄新大阪駅の屋根には「阪急新大阪駅」の遺構があります。将来上に伸びる事を想定して鉄骨の橋脚が建てられています。
少し角度を変えて見た様子です。
新御堂筋の遺構
新御堂筋にも「阪急新大阪駅」の遺構があります。
将来上に伸びる事を想定して鉄骨の橋脚が建てられています。
かなり太い橋脚です。
山陽新幹線北側の用地
山陽新幹線の北側には、「阪急新大阪連絡線」を建設する用地を確保済みです。
山陽新幹線の北側には、「阪急宝塚線」まで続く細長い用地が確保されています。
十三駅
十三駅の地下から阪急宝塚線の地下を通って、山陽新幹線の北側に曲がって、山陽新幹線の北側で地上に出て、新大阪駅に高架で到達するルートが予想されます。
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