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2017年6月30日 (金)

(仮称)備後町計画 敷地面積約6,000㎡を集約化した「住友不動産」の超高層タワーマンション建設予定地 「りそな銀行備後町別館」の解体工事が本格化!


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-(仮称)備後町計画-

 「住友不動産」が取得した3棟のオフィスビルは堺筋本町駅の近く、「大阪国際ビル」の北側、「りそな銀行大阪本店ビル」の西側というバリバリのビジネス街にあります。

 「備後町」は、地域によって「ビンゴチョウ」と読んだり「ビンゴマチ」と読んだりしますが、大阪府大阪市中央区の「備後町」は、「ビンゴマチ」と読みます。

 同一区画に3棟のビルがありました。北西側が「瀧定大阪旧本社ビル」、南西側が「SPP大阪ビル(旧:大阪三幸ビル)」、南東側が名称不明のビルです。敷地面積は合計で約4000㎡です。
 3棟のビルは解体されて、着工まで暫定的に「住友不動産」の駐車場「syscon(シスコン)」として運用されています。

 「住友不動産」は更に街区北東側の「りそな銀行備後町別館」を2016年9月末に取得しました。敷地面積は約2,000㎡です。すでに取得済みの約4000㎡と合わせると約6,000㎡になります。超高層タワーマンションが建設される予定です。 

● 時間をかけて土地を集約化するのは住友不動産のDNA
 時間をかけてたくさんの地権者を説得して土地を集約化するのは「森ビル」の大得意分野ですが、「住友不動産」も大得意です。

 関西が基盤だった「住友不動産」は、「三菱地所」や「三井不動産」のように東京都心に拠点を持っていなかったため、「小さな土地を一つひとつ集め、大きな土地にして、そこにビルを建てる」ビジネスモデルによって企業規模を拡大してきました。

 この手法は「住友不動産」の企業DNAそのものです。東京中心で関西ではあまり見る事がありませんでしたが、この現場では手法をじっくりと見る事が出来ます。


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計画名は「(仮称)備後町計画」

 計画名は「(仮称)備後町計画」です。以前は「(仮称)中央区備後町2丁目計画」となっていましたが変更になったようです。「清水建設」の設計施工で行われるようです。

 「労災保険関係成立票」によると工期は、2017年5月15日~2022年3月31日(予定)となっています。超高層タワーマンション本体の工期が約3年と考えると本格着工は2年くらい先になりそうです。


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「(仮称)備後町計画」の予定地を南西側から見た様子です。敷地南側は、暫定的に「住友不動産」の駐車場「syscon(シスコン)」として運用されています。


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「(仮称)備後町計画」の予定地を北西側から見た様子です。北西側の「瀧定大阪旧本社ビル」跡地は仮囲いで囲われています。


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北西側の「瀧定大阪旧本社ビル」跡地は重機で工事が行われています。


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「りそな銀行備後町別館」を南側から見た様子です。本格的に解体工事が始まっています。


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「りそな銀行備後町別館」を南西側から見た様子です。


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「りそな銀行備後町別館」を北東側から見た様子です。


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敷地南東側の雑居ビル群です。この雑居ビル群があるので、敷地は完全には四角形にはなりません。


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雑居ビル群を南東側から見た様子です。本格着工まであと2年くらいありそうなので、「住友不動産」が買収交渉を行っている可能性もあります。



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