うめきた2期区域基盤整備 JR東海道線支線地下化・新駅設置工事 「なにわ筋連絡線(阪急電鉄)」とのジャンクション「北2工区」 2017年5月29日の建設状況
-JR東海道線支線地下化・新駅設置工事-
大阪市とJR西日本がうめきた2期区域(北区)の基盤整備に合わせて行う東海道線支線の「JR東海道線支線地下化・新駅設置工事(約2,400m)」が、2016年10月28日に全工区で着工しました。総事業費は約690億円で、新駅の開業は2023年3月を予定しています。
各工区の施工者
◆ 北1工区-奥村組・鉄建建設JV
◆ 北2工区-錢高組・西松建設JV、
◆ 北3工区-鴻池組・前田建設工業JV
◆ 駅部工区-大鉄工業・清水建設JV
◆ 南1工区-大林組・淺沼組JV
◆ 南2工区-大成建設・大鉄工業JV
「うめきた2期区域 基盤整備概要」です。
引用資料 大阪市・公式HP(2015/11/04) リンク切れ
第7回大阪駅周辺地域部会を開催しました
区間別の構造概要と工事の進め方
「区間別の構造概要と工事の進め方」です。工事延長約2,400m(トンネル延長約1,680m)で、事業費は地下化事業が約540億円、新駅設置事業が約150億円となっています。
● 島式2面4線の地下駅
新駅設置事業は、「JR西日本」が主体となり延長は約830mです。島式2面4線の地下駅となります。特急「はるか」や「くろしお」が停車するので、関西国際空港や和歌山方面が格段に便利になります
大阪市が事業主体となって行う地下化(連続立体交差事業)の工事延長は、北区豊崎六丁目から福島区福島七丁目に至る約2,400mで、途中、ボトルネック踏切1ヶ所(西梅田1番踏切)の除却や既設交差道路の改良(2ヶカ所)などにより、踏切事故の解消や道路交通の円滑化、市街地の分断解消をが図られます。
北2工区
梅田スカイビルの「空中庭園展望台」から見た「北2工区」です。「北2工区」は、「錢高組・西松建設JV」の施工により行われています。
なにわ筋線
2017年5月23日に、5者(大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄)が、「なにわ筋線」の早期事業化を協力して進めていくことで一致したと発表しました。
引用資料 JR西日本(2017/05/23)
なにわ筋線の整備に向けて
● なにわ筋連絡線(阪急電鉄)
「なにわ筋線」の整備効果や事業性をより一層高めるため、(仮称)北梅田駅北側で阪急十三方面に分岐する路線(なにわ筋連絡線)について、国と連携しながら整備に向けた調査・検討を進めます。
「なにわ筋線」への乗り入れには「軌間(レールの間隔)」の問題があります。「なにわ筋線」はJR西日本・南海電気鉄道に合わせて狭軌(1,067mm)です。
「阪急電鉄」は標準軌(1,435mm)です。阪急電鉄は「十三駅」に地下新駅を建設し、うめきた新駅との間に狭軌(1,067mm)の新路線を敷いて「なにわ筋線」に乗り入れる可能性が高いです。
「(仮称)北梅田駅」の北側に「JR西日本」のルートと「阪急電鉄」のルートが合流・分岐する「ジャンクション」を設ける必要があります。
私は、「北1工区」にジャンクションを設けると予想していましたが、配線図を見ると「北2工区(錢高組・西松建設JV)」にジャンクションを設けるようです。
ジャンクションの予定地
「北2工区」の北側です。「阪急電鉄」と「国道176号」の高架橋から南側が「北2工区」です。高架橋の直下は「北1工区」になります。
配線図を見ると「北2工区」のこのあたりにジャンクションを設けるようです。しかし、「阪急電鉄」と合流・分岐する事を考慮して工事を行っていません。いったいどうするのでしょうか?
「三点式パイルドライバ」で「土留め壁」を構築しています。
「北2工区」の中央です。着工が一番早かったので全工区の中で一番工事が進んでいます。
中央の北側部分です。
中央の南側部分です。
「北2工区」の南側です。
「北2工区」の南側は掘削後に埋め戻されましたが、再び工事が行われています。何の工事をしているのかよく分かりません・・・
「北2工区」の南側を引いて見た様子です。掘削土が山積みされています。
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