大阪府庁舎本館南側 (仮称)大阪重粒子線がん治療施設新築工事 2017年6月27日の建設状況
-大阪重粒子線センター(仮称)-
「重粒子線がん治療」は、放射線の一種である「重粒子線」で、がんの病巣をピンポイントで狙い撃ちする治療です。
「重粒子線」は、エックス線よりも質量が重く、破壊力の強い「重粒子線(炭素イオンなど)」を光速の7割にまで加速させ、体の表面から照射し、体内のがん細胞を死滅させます。
切除手術を必要としないため患者への負担が少なく、高齢者や長期休職が難しい人も通院治療が受けられます。
「地方独立行政法人大阪府立病院機構」が整備する「重粒子線がん治療施設整備運営事業」は、公募型プロポーザルで「医療法人協和会」が代表事業者を務めるグループが事業者に選ばれています。
「大阪重粒子線センター(仮称)」は、日本で6ヶ所目となる「重粒子線治療」に特化した医療施設です。開業は2018年3月予定、治療開始は2018年10月予定となっています。
大阪重粒子線センター(仮称)の概要
◆ 計画名-(仮称)大阪重粒子線がん治療施設新築工事
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区大手前三丁目3番8(地名地番)
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-21.6m
◆ 敷地面積-5,397.82㎡
◆ 建築面積-3,430.44㎡
◆ 延床面積-8,848.55㎡(容積対象面積8,786.31㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造 、一部鉄骨造
◆ 用途-診療所
◆ 治療室-3室(水平1室、水平/垂直1室、水平/ 45°1室)
◆ ポート数-5ポート
◆ 建築主-大阪重粒子線施設管理(株)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2015年08月07日
◆ 竣工-2017年08月11日予定
◆ 開業-2018年03月予定
◆ 治療開始-2018年10月
前回の撮影が2016年5月2日だったので、約1年2ヶ月ぶりの撮影です。建物は完成しているようです。
外壁が「石張り」の重厚なデザインとなっています。
南東側から見た様子です。奥の「大阪国際がんセンター(旧大阪府立成人病センター)」と連携します。
東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
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