倉敷市 全国に先がけてドクターヘリの運用 高度救命救急センターを併設した「川崎医科大学附属病院」
-川崎医科大学-
関西に住んでいると、京都大学や大阪大学などの物凄く高度な大学病院があるのでピンとこないかも知れませんが、岡山県は日本屈指の高度医療が充実した県です。
私の田舎の高知では、私が子供の頃は高知県の病院では治療が出来ない患者は「岡山大学病院」に入院する事が多かったです。
中国・四国・九州で、医科大学が2校以上ある県は、福岡県(九州大学、福岡大学、久留米大学、産業医科大学)と岡山県だけです。
岡山県には、日本屈指の高度医療が受けられる大規模病院「岡山大学病院(849床)、川崎医科大学附属病院(1,182床)、倉敷中央病院(1,166床)」があります。病床数は2017年9月17日現在です。
特に「岡山大学病院」は、「肺」に関しては世界トップクラスで、肺移植手術(脳死肺移植、生体肺移植)の回数は日本でダントツ1位です。
● 1970年に設立された川崎医科大学
「川崎医科大学」は、岡山市内にあった「川崎病院」を母体として1970年に設立された私立大学です。「川崎医科大学附属病院」は、岡山市の「岡山大学病院」とともに、岡山県内の地域医療の中心的な役割を果たしています。
倉敷市の「川崎医科大学」を南西側から見た様子です。JR山陽本線北側の道路から撮影しましたが、電車内から見たらほぼこのように見えます。高台にあるので非常に目立ちます。
最寄りの駅は、JR山陽本線の「中庄駅」です。私は約30年間、この景色を見るたびにずっと取材に行きたい!と思っていましたが、やっと実現しました。
「川崎医科大学」を西側から見た様子です。
「屋上へリポート」です。
「川崎医科大学」を北側から見た様子です。
川崎医科大学付属病院高度救命救急センター
「高度救命救急センター」です。全国に「高度救命救急センター」は、38施設(2017年9月17日現在)しかありません。岡山県には、「岡山大学病院」と「川崎医科大学附属病院」の2ヶ所あります。
「川崎医科大学」を北東側から見た様子です。
東側には「川崎医科大学現代医学教育博物館」があります。
道路を挟んだ北側には、系列の「川崎医療福祉大学」があります。
「川崎医療福祉大学」のキャンパスを南西側から見た様子です。
キャンパス南端にドクターヘリの「ヘリポート」があります。
ドクターヘリ
「ドクターヘリ」と言えば、フジテレビ系列の月9ドラマ「コード・ブルー」を連想します。「コード・ブルー」は、「ドクターヘリの知名度を全国的に一気に高めた功労者でもあります。
「川崎医科大学付属病院高度救命救急センター」では、神奈川県の「東海大学医学部附属病院救急センター」と共に2001年4月1日から全国に先がけてドクターヘリの運用が始まりました。
● BK117
機体は「BK117」です。日本の「川崎重工業」とドイツの「メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム(現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ社)」が共同開発したヘリコプターです。「セントラルヘリコプターサービス」が運航受託しています。
コード・ブルーのロケ地( 日本医科大学千葉北総病院)
2017年7月17日から、フジテレビ系列で月9ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」が放送されています。
2008年7月3日~9月11日まで放送された「1st season」、2010年1月11日~3月22日まで放送された「2nd season」に続く続編です。
ドラマの舞台となる「翔陽大学附属北部病院救命救急センター」のロケは、千葉県印西市鎌苅にある「日本医科大学千葉北総病院」で行われています。
写真は、かなり前にもう一つのブログ「東京・大阪 都心上空ヘリコプター遊覧飛行」に載せた空撮写真ですが、現在も建物の配置ははほぼ同じです。
「山P(山下智久)」や「ガッキー(新垣結衣)」と共にドラマの主役である「ドクターヘリ」です。「MDヘリコプターズ」社製の「MD902」が使用されています。
当たり前ですが、このドクターヘリがドラマのロケに使われている訳ではありません。ドラマのロケで使われている機体は同じ「MD902」ですが、実際にドクターヘリとして「朝日航洋」が運用している別の機体です。
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