名古屋市 リニア駅周辺のまちづくりの方向性 「東地区・西地区」を大規模再開発 リニア駅の上部空間には広場を再整備!
-リニア駅周辺のまちづくりの方向性-
名古屋市は、リニア中央新幹線名古屋駅の東地区・西地区を対象にした「リニア駅周辺のまちづくりの方向性(案)」を公表しています。
開削工法で建設されるリニア駅の上部空間を広場に再整備、周辺の再開発を促します。周辺開発には名古屋市も積極的に関与し、個別建て替えや共同化を支援します。
この案をたたき台に今後、地権者や地元住民、市民に意見を聞きながら、1~2年で具体的な方向性をまとめます。
引用資料 名古屋市・公式HP(2017/07/20)
リニア駅周辺のまちづくりの方向性(案)
リニアの駅は、新幹線や在来線名古屋駅と垂直に交差する部分に、地下約30m、幅約60mトルで建設されます。延長は駅部分を含め東西約1kmです。
開削工法で建設するため、「JR東海」が名古屋市の外郭団体である名古屋まちづくり公社に委託し、東・西地区の用地買収を進めています。
周辺まちづくりの対象は、「東地区」が約3.8ha、西地区約4.7haです。このうち、リニア駅の上部空間に設ける広場は「東地区」が約0.5ha、「西地区」が約0.7haになります。
「リニア駅周辺のまちづくりの方向性(案)東地区」です。
「東地区」を南西側から見た様子です。
「東地区」のこのあたりの地下約30mにリニアの名古屋駅が建設されます。「開削工法」で建設されるので凄まじい光景が展開しそうですが、地上は「メトロデッキ(路面覆工板)」で覆われてしまうのでほとんど見えないと思います。
「リニア駅周辺のまちづくりの方向性(案)西地区」です。
「西地区」を南東側から見た様子です。「ビックカメラ名古屋駅西店」が入っているビルも「西地区」の対象です。ビックカメラは将来に備えて、「ビックカメラ名古屋JRゲートタワー店」をオープンした事が分かりますね。
「西地区」のこのあたりの地下約30mにリニアの名古屋駅が建設されます。「開削工法」で建設されます。
新幹線や在来線名古屋駅の高架下では、すでに工事が大規模に行われています。
現在は、「開削工法」に備えて、橋脚の「耐震補強」を行っているようです。
名古屋市ターミナル駅の断面イメージ
「名古屋市ターミナル駅の概要(断面イメージ)」です。地下約30m(新幹線ホームからは約40m)の地下空間に建設します。品川駅と同様に各ホームには2編成ずつ計4編成のリニアが停車出来ます。
引用資料 名古屋市・公式ホームページ(PDF)
リニア中央新幹線と名古屋駅周辺まちづくり構想
名古屋駅ターミナル駅の施工概要
工事は「開削工法」で行われます。超難工事の品川駅以上に複雑で大規模な工事となるそうです。
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