京都・烏丸御池の複合商業施設「新風館」跡地 「新風館再開発計画」の新築着工!
-新風館-
京都市登録有形文化財第1号に登録されている。烏丸御池の複合商業施設「新風館」は、2016年3月27日をもって閉館しました。
「新風館」は、1926年に竣工し、1931年に増築された「京都中央電話局」が原形です。2001年1月26日に商業施設として開業しました。
● 新風館再開発計画
「NTT都市開発」は、京都市登録有形文化財に登録されている旧京都中央電話局の洋館を残しながら、新たに213室(予定)のホテルを開発します。真偽の程は不明ですが、外資系高級ホテルが進出するウワサも聞きます。
計画名は「(仮称)新風館再開発」で、洋館の東側に地上7階、地下2階の建物を新設します。増築部だけでなく、洋館の下も地下2階に変更します。地下部と地上1階に店舗や駐車場を集約し、2階より上はホテル機能として使用します。
2017年10月に新築工事に着工しました。「新風館解体撤去工事」は「清水建設」により行われましたが、新築工事の施工者は「大林組」です。
デザイン監修は、「隈研吾建築都市設計事務所」となっています。ここ最近の「隈研吾建築都市設計事務所」は絶好調ですね。
引用資料 NTT都市開発(2017/10/24)
新風館再開発計画 新築着工に関するお知らせ
新風館再開発計画の概要
◆ 計画名-(仮称)新風館再開発
◆ 所在地-京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外 他
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅徒歩1分
◆ 階数-地上7階、地下2階
◆ 高さ-最高部約35m、軒高約31m
◆ 敷地面積-6,384.73㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約25,677㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、飲食店、物品販売業を営む店舗、自動車車庫
◆ 客室数- 213室
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ 設計者-NTTファシリティーズ
◆ デザイン監修-隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2016年03月28日~2016年06月30日
◆ 着工-2017年10月
◆ 竣工-2019年08月予定
「中庭イメージ」です。
京都市営地下鉄「烏丸御池駅」と地下2階で直結します。地下接続に伴う設計、工事は、NTT都市開発が行い、費用も全額負担します。
引用資料 京都市交通局(2017/08/10)
「新風館跡地」建設予定の複合商業施設と地下鉄烏丸御池駅との地下接続について
京都市登録有形文化財に登録されている「旧京都中央電話局」の洋館は残されます。
南西側から見た様子です。
「新風館再開発計画」の予定地です。暫定的にNTT西日本の駐車場「APパーク烏丸御池」として使用されていました。
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