JR京都線「茨木駅-摂津富田駅」間の新駅 JR総持寺駅 車窓から見た2017年12月11日の建設状況
-JR京都線・JR総持寺駅-
かつて阪急京都線の「総持寺駅」近くにエレベーターやエスカレーターで有名な「フジテック」の本社および大阪製作所(工場)がありました。
敷地内にあった紅白のエレベータ研究塔は、このエリアのランドマーク的存在でしたが解体されました。大阪製作所(工場)跡地は、「ライオンズ茨木ニューシティ」として開発されています。
JR京都線の「茨木駅」と「摂津富田駅(高槻市)」の間は、約3.7kmと結構距離が離れているので、新駅設置の要望は前からありましたが、「ライオンズ茨木ニューシティ」の建設に合わせて新駅「(仮称)JR総持寺駅」が建設されています。
「(仮称)JR総持寺駅」の設置場所は、「摂津富田駅」から約1.7km、茨木駅から約2.0kmの盛土区間になります。
盛土区間は、北側にも南側にも拡張余地がほとんどないために、ホームはJR西日本の幹線では珍しい島式1面2線となります。
駅舎の建設余地もないため、駅設備は盛土の下に設置中です。2012年11月29日着工し、2018年春開業予定です。建設費は約60億円(JR西日本が30億円負担)を見込んでいます。
● JR総持寺駅に決定!
「(仮称)JR総持寺駅」の正式な駅名がJ「R総持寺駅」に決定しました。新駅周辺の地名である「総持寺」は、西国三十三所第22番札所としても知名度があり、場所がイメージしやすく、分かりやすい名称であるためです。近隣にある阪急総持寺駅と区別するために「JR」を付与しています。
引用資料 JR西日本(2017/08/08)
JR京都線、摂津富田~茨木駅間新駅の駅名決定について
ちなみに、茨木市が行った新駅駅名案の募集結果では、最も多かったのは「安威川駅」で、2位が「JR総持寺駅」、3位が「東茨木駅」、4位が「摂津三島駅」、5位が「摂津総持寺駅」でした。
「新駅周辺略図」です。駅舎開業に伴い、茨木市が「自由通路」や「歩行者専用道路」の整備を、開発事業者が「駅前広場」などの整備を進めています。
「横断面図」です。島式1面2線+通過線2線となります。ホーム上の安全設備として、「可動式ホーム柵(二重引戸式)、非常ボタン、ホーム監視カメラ」を設置します。
可動式ホーム柵(二重引戸式)
「可動式ホーム柵(二重引戸式)」を導入します。
下り線(大阪方面)の先頭車両の車窓 その(1)
● ホーム設置位置付近の軌道を拡幅
「JR総持寺駅」予定地の東海道線は、「普通」などが走る内側線(緩行線)と、特急列車や「新快速」などが走る外側線(急行線)の4本の線路が敷かれている複々線区間です。
4本ある線路の中央にホームをつくるため、ホーム設置位置付近の軌道を拡幅し、ホームを設置するスペースを確保しました。新しい擁壁を設置して外側の線路を移設、次に内側の線路を移設しました。
下り線(大阪方面)の先頭車両の車窓 その(2)
下り線(大阪方面)の先頭車両の車窓 その(3)
下り線(大阪方面)の先頭車両の車窓 その(4)
上り線(京都方面)の先頭車両の車窓 その(1)
上り線(京都方面)の先頭車両の車窓 その(2)
上り線(京都方面)の最後尾車両の車窓 その(1) 比較しやすいように撮影時間と逆に並べています。撮影時間は「その(1)」が一番遅く、「その(5)」が一番早いです。
上り線(京都方面)の最後尾車両の車窓 その(2) ホーム床のアスファルト舗装が行われています。
上り線(京都方面)の最後尾車両の車窓 その(3) 「可動式ホーム柵(二重引戸式)」の設置準備も行われています。
上り線(京都方面)の最後尾車両の車窓 その(4)
上り線(京都方面)の最後尾車両の車窓 その(5)
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