京都・烏丸御池の複合商業施設「新風館」跡地 (仮称)新風館再開発計画 2017年12月25日の建設状況
-新風館-
京都市登録有形文化財第1号に登録されている。烏丸御池の複合商業施設「新風館」は、2016年3月27日をもって閉館しました。
「新風館」は、1926年に竣工し、1931年に増築された「京都中央電話局」が原形です。2001年1月26日に商業施設として開業しました。
● (仮称)新風館再開発計画
「NTT都市開発」は、京都市登録有形文化財に登録されている旧京都中央電話局の洋館を残しながら、新たに213室(予定)のホテルを開発します。
計画名は「(仮称)新風館再開発計画」で、洋館の東側に地上7階、地下2階の建物を新設します。増築部だけでなく、洋館の下も地下2階に変更します。地下部と地上1階に店舗や駐車場を集約し、2階より上はホテル機能として使用します。
2017年10月に新築工事に着工しました。「新風館解体撤去工事」は「清水建設」により行われましたが、新築工事の施工者は「大林組」です。
引用資料 NTT都市開発(2017/10/24)
新風館再開発計画 新築着工に関するお知らせ
(仮称)新風館再開発計画の概要
◆ 所在地-京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2外 他
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅徒歩1分
◆ 階数-地上7階、地下2階
◆ 高さ-最高部約35m、軒高約31m
◆ 敷地面積-6,384.73㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約25,677㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、飲食店、物品販売業を営む店舗、自動車車庫
◆ 客室数-213室
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ
◆ デザイン監修-隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2016年03月28日~2016年06月30日
◆ 着工-2017年10月02日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2019年08月予定
「中庭イメージ」です。
京都市営地下鉄「烏丸御池駅」と地下2階で直結します。地下接続に伴う設計、工事は、NTT都市開発が行い、費用も全額負担します。
引用資料 京都市交通局(2017/08/10)
「新風館跡地」建設予定の複合商業施設と地下鉄烏丸御池駅との地下接続について
「新風館再開発計画」の建設現場を北西側から見た様子です。
京都市登録有形文化財に登録されている「旧京都中央電話局」の洋館は残されます。
南西側から見た様子です。
暫定的にNTT西日本の駐車場「APパーク烏丸御池」として使用されていましたが、閉鎖されて本格的に工事が行われています。
北東側から見た様子です。
| 固定リンク
« 神戸市 JR・山陽電鉄垂水駅前 地上25階、高さ約91mの「垂水中央東地区市街地再開発事業」 | トップページ | 地上50階、高さ約168mの「ブランズタワー梅田 North 2017/12/28 タワークレーン登場 & 地上躯体の構築が始まる! »
「61 京都府」カテゴリの記事
- 「任天堂」の過去の商品の展示と体験ができる施設 「任天堂資料館(仮称)」の名称が「ニンテンドーミュージアム(Nintendo Museum)」に決定!(2023.09.17)
- 京都市伏見区 「イオン伏見店」跡地 「東急不動産」の商業一体型分譲マンション「ブランズ伏見桃山」の開発が始動!(2023.09.12)
- 興行不毛の地である京都市 「京都府立大学下鴨キャンパス」に1万人規模の収容人数を想定するアリーナ機能を持つ体育館を建設する構想(2023.07.09)
- 京都のハイテク企業十傑(10社) 2023年3月期の連結決算 「ニデック(旧:日本電産)」と「京セラ」が初めて売上高2兆円突破!(2023.06.19)
- 京都府京田辺市 シーアールイー 延床面積155,878.19㎡の大型物流施設「ロジスクエア京田辺 A」を着工!(2023.05.04)