「梅北地下道」を地上歩道に切り替え 解体工事が進む廃止された地下道 2018/02/28 地下道の基礎は「松杭」だった!
-梅北地下道-
JR大阪駅北側の再開発エリア「うめきた2期地区」の地下を横切り、「グランフロント大阪」とインバウンドで人気の「梅田スカイビル」を結ぶ地下歩道「梅北地下道」が姿を消します。
1928年に完成した地下道は地下化される「JR東海道線支線」と地下で交差するため、まず全長200mのうち東側の150mを2017年12月19日に閉鎖しました。2024年頃には、残りの50mが閉鎖され、1世紀近い歴史に幕を閉じます。
「梅北地下道」はかつて貨物駅があって通れなかった東西の往来を確保するため1928年に開通しました。約500mありましたが、うめきた1期地区内の約300mが2006年に撤去されました。
地上部新歩道は、2017年12月19日(火)のAM10:00から供用開始されました。それに伴って、東側の150mは2017年12月19日のAM10:00に閉鎖されました。
解体工事が進む「グランフロント大阪」側の階段とスロープです。
たくさんのイガイガが見えます。
● 梅北地下道の基礎は松杭?
これは「松杭」の頭部分だと思われます。昔は多くの建物や構造物を「松杭」で支えていました。「新丸の内ビルディング」や「阪急百貨店・旧本館」は建て替えられましたが、旧建物の基礎にはたくさんの「松杭」が使用されていました。
地下から引き抜かれた「松杭」は、表面は劣化していても、内部はほとんど傷んでいない驚くほどの鮮度だったということで話題になりました。
「松杭」は、ヤニを多く含んでいるので、地下水にさらされても腐りにくい性質を持っている優れものです。昔の技術だから劣るという事はありません。
「スロープ」があった部分を埋め戻しています。
「梅北地下道」の東側部分です。土留め壁として両側に「シートパイル(鋼矢板)」が建込まれています。「梅北地下道」の解体は終わっています。
アップです。「松杭」に間違いないですね。
閉鎖された「梅北地下道」の西側部分です。
「梅北地下道」の解体が終わり、ほとんど埋め戻されました。
土留め壁として使用されていた「シートパイル(鋼矢板)」が引き抜かれて、並べられています。
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