ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田 (仮称)ヨドバシ梅田タワー 2018年3月17日の建設状況
-(仮称)ヨドバシ梅田タワー-
「ヨドバシカメラ」は、マルチメディア梅田北側の駐車場跡地に「ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田2期棟」である「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」を計画しています。2017年9月13日に、「地鎮祭」が行われ本格着工しました。2019年12月末日の竣工予定です。
● 都市再生特別措置法に認定!
「国土交通省」は2017年9月29日、都市再生特別措置法の規定に基づき、「ヨドバシホールディングス、ヨドバシカメラ」から申請のあった民間都市再生事業計画(ヨドバシ梅田タワー計画整備事業)について認定しました。
引用資料 国土交通省(PDF:2017/09/29)
株式会社ヨドバシホールディングス、株式会社ヨドバシカメラの民間都市再生事業計画(ヨドバシ梅田タワー計画整備事業)を認定
(仮称)ヨドバシ梅田タワーの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町4番8
◆ 階数-地上35階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部149.900m
◆ 敷地面積-17,256.22㎡(施設全体)
◆ 建築面積-14,275.68㎡(施設全体)、6.371.70㎡(ヨドバシ梅田タワー)
◆ 延床面積-220,352.60㎡(施設全体)、111,527.16㎡(ヨドバシ梅田タワー)
◆ 容積率対象面積-170,225.45㎡(施設全体)、92,287.68㎡(ヨドバシ梅田タワー)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-百貨店、飲食店、ホテル、駐車場
◆ 客室数-1000室
◆ 建築主-ヨドバシカメラ
◆ 設計者-五洋建設
◆ 施工者-五洋建設
◆ 着工-2017年09月13日(地鎮祭)
◆ 竣工-2019年12月末日予定
(注意) 上記の概要は「建築計画のお知らせ」の数値です。「国土交通省」の資料では、延床面積219,857.71㎡(施設全体)、110,820.64㎡(ヨドバシ梅田タワー)となっています。
「概要図」です。
● 阪急阪神ホールディングスのホテルが進出?
「阪急阪神ホールディングス」は、「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」に新しいホテルを開業する方向で最終調整に入ったようです。客室数は約1000室と大阪市内で最大になります。
すぐ東側にある「大阪新阪急ホテル(客室数961室)」の機能を移転すると思われます。「大阪新阪急ホテル」は、東京オリンピック前の1964年8月8日に開業しました。開業から53年が経過し老朽化が進んでいます。
「グランフロント大阪 北館」から見た「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」の建設現場です。
「グランフロント大阪 南館」から見た様子です。
1階床の「鉄骨建方」が行われています。「デッキプレート」も敷かれています。
逆打ち工法
1階床の鉄骨建方の様子です。1階床を最初に構築して重機等が乗入れる「作業床」として使用します。その後に地上階は上に向かって、地下階は下に向かって構築します。
地下階は地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので、このような工法を「逆打ち工法」と言います。
「溶接」をしています。「構真柱(こうしんちゅう)」の上に「CFT柱」を載せて鉄骨建方を行っている様子がよく分かります。
北側の「梁」が「山留め壁」まで伸びました。
アップです。
「山留め壁」は、本設の「地下外壁」および「地下外周の柱」としての役割も兼ねます。
捨てコンクリート
コンクリートが打設されています。コンクリートは「捨てコンクリート」です。「捨てコンクリート」は、地下1階の構築が始まると解体されます。
解体するのにコンクリートを打設するのは、建設現場に実寸の設計図を書く「墨出し」などを行う「作業床」として使用するためです。
「構真柱(こうしんちゅう)」の頭部分です。作業員と比べると太さが分かります。捨てコンクリートの「作業床」にカラーで「墨出し」が行われています。
「油圧ショベル」で掘削して、「構真柱(こうしんちゅう)」の頭部分を掘り出しています。
先に敷地北側の構築を行っています。1階床の構築が終わると敷地南側の掘削が始まると思われます。
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