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2018年3月28日 (水)

天神ビッグバン 「旧大名小学校跡地活用事業」の優先交渉権者が「積水ハウス・西日本鉄道・三菱地所」の企業連合に決定 「ザ・リッツ・カールトン」が進出!

からFukuokatenjin180351
-旧大名小学校跡地活用事業

 福岡市は、「福岡空港」に近いことから航空法による高さ制限が非常に厳しいです。「国家戦略特区」の規制緩和の一環として、旧大名小学校の跡地は建物の高さ制限が緩和され、これまでより39m高い、高さ115mの建物が建てられるようになります。

 航空法による高さ制限は概ね76mですが、高さ115mの根拠は、より福岡空港に近い南東側にある「NTTコム福岡天神ビル」の避雷針の高さが約115mあるためです。

● 積水ハウス・西日本鉄道・三菱地所の企業連合
 
再開発事業者の公募には、「積⽔ハウスを代表とするグループ、福岡地所を代表とするグループ、JR九州を代表とするグループ」の3グループが応募していました。

 優先交渉権者を積⽔ハウスを代表とする12社で構成する企業グループ(代表企業:積水ハウス、構成員:西日本鉄道、三菱地所、西部瓦斯、西日本新聞社、福岡商事、久米設計、醇建築まちづくり研究所、鴻池組、積和建設九州、西鉄ビルマネージメント、積和管理九州)に決定しました。

 引用資料 福岡市・公式ホームページ(2018/03/27)
 旧大名小学校跡地活用の事業者公募の実施について 

 核となる「オフィス・ホテル棟」は、地上24階、高さ110.0mとなります。高層階にはマリオット・インターナショナルの超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン(客室数147室)」が進出します。それにしても「積水ハウス+マリオット」の企業連合は無敵ですね!

 高さ制限は115mですが、高さ110.0mとなりました。いずれにしても天神初の高さ100mを超える超高層ビルになります。全体開業は2022年12月頃の予定(公共施設2021年秋一部供用可能)です。

 西日本鉄道は、「金城湯池(非常に守りの堅いたとえ)」の天神を死守しました。西鉄は東隣で「西鉄グランドホテル」を運営、西隣の「オンワード樫山」の福岡支店も買収しています。両側の敷地を抑えていたのも有利だったと思われます。


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「広場東側から」のイメージパースです。


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「全体配置イメージ」です。


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「位置図」です。


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オンワード樫山の福岡支店跡地
 
「西日本鉄道」は、旧大名小学校跡地の北西側隣接地の「オンワード樫山」が保有していた敷地面積約2,122㎡の土地と建物を、2017年8月28日に61億5000万円で取得しました。

 東隣で福岡の老舗ホテル「西鉄グランドホテル」を運営しています。両側の敷地は、将来的には「旧大名小学校跡地」と連携して再開発が行われると思われます。


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北側の「明治通り」側から見た様子です(撮影日2018年2月27日)。


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周囲を建物で囲まれていて、正門からしか内部は撮影出来ません(撮影日2018年2月27日)。



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