天神ビッグバン 「旧大名小学校跡地活用事業」の優先交渉権者が「積水ハウス・西日本鉄道・三菱地所」の企業連合に決定 「ザ・リッツ・カールトン」が進出!
から
-旧大名小学校跡地活用事業-
福岡市は、「福岡空港」に近いことから航空法による高さ制限が非常に厳しいです。「国家戦略特区」の規制緩和の一環として、旧大名小学校の跡地は建物の高さ制限が緩和され、これまでより39m高い、高さ115mの建物が建てられるようになります。
航空法による高さ制限は概ね76mですが、高さ115mの根拠は、より福岡空港に近い南東側にある「NTTコム福岡天神ビル」の避雷針の高さが約115mあるためです。
● 積水ハウス・西日本鉄道・三菱地所の企業連合
再開発事業者の公募には、「積⽔ハウスを代表とするグループ、福岡地所を代表とするグループ、JR九州を代表とするグループ」の3グループが応募していました。
優先交渉権者を積⽔ハウスを代表とする12社で構成する企業グループ(代表企業:積水ハウス、構成員:西日本鉄道、三菱地所、西部瓦斯、西日本新聞社、福岡商事、久米設計、醇建築まちづくり研究所、鴻池組、積和建設九州、西鉄ビルマネージメント、積和管理九州)に決定しました。
引用資料 福岡市・公式ホームページ(2018/03/27)
旧大名小学校跡地活用の事業者公募の実施について
核となる「オフィス・ホテル棟」は、地上24階、高さ110.0mとなります。高層階にはマリオット・インターナショナルの超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン(客室数147室)」が進出します。それにしても「積水ハウス+マリオット」の企業連合は無敵ですね!
高さ制限は115mですが、高さ110.0mとなりました。いずれにしても天神初の高さ100mを超える超高層ビルになります。全体開業は2022年12月頃の予定(公共施設2021年秋一部供用可能)です。
西日本鉄道は、「金城湯池(非常に守りの堅いたとえ)」の天神を死守しました。西鉄は東隣で「西鉄グランドホテル」を運営、西隣の「オンワード樫山」の福岡支店も買収しています。両側の敷地を抑えていたのも有利だったと思われます。
「広場東側から」のイメージパースです。
「全体配置イメージ」です。
「位置図」です。
オンワード樫山の福岡支店跡地
「西日本鉄道」は、旧大名小学校跡地の北西側隣接地の「オンワード樫山」が保有していた敷地面積約2,122㎡の土地と建物を、2017年8月28日に61億5000万円で取得しました。
東隣で福岡の老舗ホテル「西鉄グランドホテル」を運営しています。両側の敷地は、将来的には「旧大名小学校跡地」と連携して再開発が行われると思われます。
北側の「明治通り」側から見た様子です(撮影日2018年2月27日)。
周囲を建物で囲まれていて、正門からしか内部は撮影出来ません(撮影日2018年2月27日)。
| 固定リンク
« JR西日本 大阪弥生会館跡地開発の「ホテルヴィスキオ大阪 by GRANVIA」 2018年3月23日の建設状況 | トップページ | 「梅北地下道」を地上歩道に切り替え 解体工事が進む廃止された地下道 2018年3月23日の状況 »
「81 福岡県」カテゴリの記事
- 福岡市の「シーサイドももち地区」 福岡タワーの西側 地上20階、客室数229室の「プリンスホテル」 2026年春開業予定! (2023.11.29)
- 博多コネクティッド 延床面積約75,678㎡の大規模オフィスビル「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」 2023年11月17日に起工式を挙行!(2023.11.21)
- 福岡国際空港 福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事 2024年4月に着工!(2023.11.16)
- 福岡市 地上18階、高さ88.20m、延床面積約62,950㎡の「(仮称)天神ビジネスセンター2期計画」 2023年10月6日に起工式を挙行!(2023.10.10)
- 福岡都心に緑地広場を望むオフィスビルが誕生 九州電力が本店を置く渡辺通二丁目地区で「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」が始動!(2023.09.28)