四条通のシンボル 登録有形文化財「京都四條南座」 南座耐震補強大規模改修工事 2018年4月5日の状況
-京都四條南座-
「松竹」が保有、経営する直営劇場、「京都四條南座」の現在の建物は、京都の歴史的景観に溶け込んだ劇場として、1996年には国の「登録有形文化財」に登録され、京都市の歴史的意匠建造物にも指定されています。
1929年(昭和4年)の建築以来、複数回の設備改修や1991年の大規模改修を経ています。しかし、2015年から耐震診断が行われましたが、改正耐震改修促進法の耐震基準を満たしていないことが判明し、初春公演が終わった2016年1月19日から公演は行われず休館となっています。
● 南座耐震補強大規模改修工事計画
「南座」については、耐震性能をはじめとする安全性の向上と劇場設備全般の更新を併せた大規模改修工事計画を検討していましたが、その概要がまとまりました。
引用資料 松竹・公式HP(PDF:2018/02/07)
[南座]耐震補強大規模改修工事計画と新開場に関するお知らせ
開場は、2018年11月の予定です。南座が新たな歴史の第一歩を刻む2018年11月、新開場のお披露目となる「吉例顔見世興行」が行われます。
南座耐震補強大規模改修工事の概要
◆ 所在地-京都府京都市東山区四条通大和大路西入る中之町198
◆ 階数-地上4階、地下1階
◆ 敷地面積-1,952.6㎡
◆ 建築面積-1,797.3㎡
◆ 延床面積-6,521.0 ㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 工事内容-建物全域に亘る耐震補強工事及び設備更新工事
◆ 用途-劇場
◆ 客席数-従来と同程度を予定(従来は1,078席)
◆ 建築主-松竹
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 竣工-2018年秋予定
◆ 開場-2018年11月予定
折り上げ格天井、舞台のプロセニアムの破風、桟敷席の擬宝珠付き欄干などはそのまま、美しくなってよみがえります!
最新技術を活用する新たなライブ・エンタテインメントにも対応します。
客席上が舞台、花道と同じ高さのワンフロアになります。大天井から映像装置などを使い、場内一体型の演出も可能になります。
北西側から見た様子です。
四条通のシンボルの前に普通に電柱が立っているのが京都のダメな所ですね。
西側から見た様子です。
アップです。
大屋根は「軽量瓦」に葺き替えられます。
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