京都市役所が生まれ変わります! 京都市新庁舎整備 本庁舎改修・北庁舎建替え・西庁舎建替え 2018年4月5日の建設状況
-京都市新庁舎整備-
京都市役所の市庁舎は、近代建築物として歴史的・文化的価値を有しつつも、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に課題がありました。
また、本庁所属職員の約3分の1にあたる約1,100人が、近隣の民間ビル(10ヶ所)に分散して入居していました。
それらの課題の解消とともに、防災拠点としての市庁舎の整備が急務であることから、「市庁舎整備基本計画」を策定し、整備に向けた取組を進めてきました。
「本庁舎」を改修し、「北庁舎」と「西庁舎」を建て替え、「分庁舎」を新築します。2017年4月に着工しました。本体工事費は320億円を見込んでいました。
引用資料 京都市情報館(2016/09/05)
新庁舎整備に係る実施設計について(PDFに詳細)
● 新庁舎の全体完工は当初予定より1年遅れ
「京都市」は、新庁舎の完成時期が当初予定より1年遅れ、2023年秋になる見通しを明らかにしています。工事で想定以上の振動や騒音が起き、工法を見直すためで、約3億円の追加経費も発生します。
「配置図」です。「本庁舎」の改修、「西庁舎」の建替え、「北庁舎」の建替え、「分庁舎」の新築が行われます。
「各庁舎概要」です。
仮囲いに掲示されていた「全体スケジュール」です。まだ修正されていませんでした。全体の完成時期は、当初予定より1年遅れ、2023年秋になる見通しです。
全体スケジュール(変更後)
◆ 本庁舎-2017年04月着工、2020年11月竣工予定
◆ 西庁舎-2017年04月着工、2019年02月竣工予定
◆ 北庁舎-2010年10月着工、2023年秋竣工予定
◆ 分庁舎-2017年04月着工、2019年05月竣工予定
全体スケジュール(当初計画)
◆ 本庁舎-2017年04月着工、2020年11月竣工予定
◆ 西庁舎-2017年04月着工、2018年07月竣工予定
◆ 北庁舎-2022年09月竣工予定
◆ 分庁舎-2017年04月着工、2019年05月竣工予定
「河原町通上空より」の完成イメージです。
「本庁舎屋上庭園のイメージ」です。本庁舎屋上に庭園が整備されます。
京都市役所の市庁舎を南東側から見た様子です。
先行して、「本庁舎」を改修と「西庁舎」を建て替えを行っています。計画名は「京都市本庁舎改修工事及び新西庁舎(仮称)新築工事」です。
本庁舎(外観を保存して改修)
歴史的価値の高い「本庁舎」は、外観を保存し、耐震補強工事を施します。地下1階に「免震層」を設け、「基礎免震」のビルに生まれ変わります。2020年11月の竣工予定は変更ありません。
地下街「ゼスト御池」と直結する地下通路の工事だと思われます。
西庁舎(建て替え)
「西庁舎」の建設現場を南西側から見た様子です。地震対策として「地下1階柱頭免震」を採用します。作業工程は「基礎躯体工事」となっていました。
● 工期の遅れ
前回 ”作業工程は「内部解体工事、掘削工事、山留工事」となっていました。2017年12月25日でこの段階なので、どう考えても2018年7月竣工には間に合いません。半年くらい遅れそうですね。” と書きましたが、予想通り2019年2月予定と先延ばしされました。
北庁舎(建て替え)
既存の「北庁舎」は解体されて建て替えられます。本庁舎と階高を合わせ、一体的に利用可能とします。地震対策として「地下2階柱頭免震」を採用します。
着工が一番遅くなります。2022年9月竣工予定でしたが、着工が2010年10月と遅れるため、完成時期が当初予定より1年遅れ、2023年秋になる見通しです。
「京都市新庁舎整備・本庁舎・西庁舎・北庁舎」の建築計画の概要です(現在は撤去されています)。
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