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2018年4月24日 (火)

JR西日本 嵯峨野線「京都駅~丹波口駅」間の新駅「京都・丹波口間新駅新設工事」 ホームは「七条通」より更に北側に伸びていた!

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-京都・丹波口間新駅新設工事-

 梅小路公園には、「京都水族館」があり、2016年4月29日には「京都鉄道博物館」もオープンしました。京都駅から離れていてアクセスが悪いため、新駅の設置が検討され、2015年2月にJR西日本と京都市が基本合意書を締結していました。

 工事着工に先立ち、2016年9月19日には、安全祈願祭と起工式典を開催しました。本格的に工事が行われており、2019年春の開業予定です。

 引用資料 京都市・建設局(PDF:2016/08)
 JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅設置事業について 

 高架下の約1000㎡に「高架下駅舎」を設置します。ホームは相対式2面、延長165m、ホーム幅は3.0m~6.7mとなります。
 自動改札機は4通路、券売機は3台、エレベーターは2基(各ホームに1基)、エスカレーターは4基(各ホーム上下1基ずつ)設けます。

 駅舎の基本コンセプトは、「梅小路公園および京都市西部地区の玄関口として、鉄道を意識しつつ、地域との連携を育むデザイン」とします。
 京都の町並みの「縦格子・縦縞」や、京友禅の反物の「縦長矩形」などを引用するともとに、ホームの外壁や入口部を曲面にして「京都らしい色彩計画」とします。

京都・丹波口間新駅新設工事の概要
◆ 高架下駅舎(約1,000㎡)
◆ ホーム(相対式2面、延長165m、幅員3.0mから6.7m)
◆ 旅客上家(屋根)
◆ エレベーター(2基 各ホーム1基)
◆ エスカレーター(4基 各ホーム上下1基ずつ)
◆ 自動改札4通路、券売機(3台)
◆ 着工-2016年09月19日(安全祈願祭と起工式典)
◆ 開業-2019年春予定
◆ 事業費-約49億円(JR西日本約19億円、京都市約15億円、国約15億円)


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「新駅のイメージ(新駅の南西から北東の眺め)」です。


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「JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅 位置図」です。

 引用資料 JR西日本・ ニュースリリース(2016/08/12)
 嵯峨野線 京都~丹波口駅間 新駅デザインなど概要決定 


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デルタ線
 写真右側が「JR山陰線(嵯峨野線)」で、写真左側が東海道線の大阪駅方面と山陰線を接続していた連絡線(短絡線)です。上空から見ると線路が三角形になっており、このような配線は「デルタ線」と呼ばれています。

 新駅は「相対式ホーム2面」になりますが、合流部分のため連絡線を廃止しないと西側の「二条・亀岡方面」のホームが設置出来ないので、連絡線(短絡線)は廃止されました。


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(下り線ホーム側)下り線ホームの建設現場を南西側から見た様子です。


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(下り線ホーム側)このあたりの1階に「改札内コンコース」が設けられます。


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(下り線ホーム側)下り線ホームの建設現場を南側から見た様子です。


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(上り線ホーム側)上り線ホームの建設現場を南側から見た様子です。


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(上り線ホーム側)南東側から見た様子です。


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(上り線ホーム側)階段が見えます。


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(上り線ホーム側)2車線道路の部分です。


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(上り線ホーム側)「七条通」のすぐ南側です。


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(上り線ホーム側)北東側から見た様子です。


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「七条通」から南側に見た様子です。


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地震時に橋桁が落下しないように補強されました。


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(上り線ホーム側)「七条通」の橋桁を東側から見た様子です。既存の橋桁は撤去されて、新しい橋桁に架け替えられました。


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「七条通」から北側に見た様子です。


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「七条通」の北側では、橋脚を「鋼板巻立て工法」により耐震補強工事が行われました。


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(上り線ホーム側)私は、「七条通」の橋桁の北端が、ホームの北端と思っていましたが、ホームは「七条通」より更に北側に伸びていました。


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(上り線ホーム側)アップです。


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(上り線ホーム側)「七条通」より北側は、ホームの設置をする方法が無いと思っていましたが、このような特殊な橋脚を建ててホームの設置しています。


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(上り線ホーム側)既存の橋脚にはこのような特殊な方法でホームを設置しています。いろいろな建設現場を見ているとアイデアや技術に感心する事が多いです。


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(上り線ホーム側)橋脚は、耐震補強工事と同時にホームを支える梁を取り付ける「仕口」が設置されています。


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(上り線ホーム側)「仕口」です。


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(上り線ホーム側)このあたりがホーム北端になると思われます。



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